10月15日に、当会サッカー部(以下、横弁FC)と京畿中央地方弁護士会蹴球同好会(以下、水原FC)との親善試合が開催された。 |
今年で8回目を迎える同親善試合の通算成績は3勝3敗1分と全くの五分。同親善試合は、20分の試合を3本行い、トータルのスコアで勝敗が決せられる。試合は1本目から白熱した展開となった。 |
まず主導権を握ったのは横弁FC。丁寧にパスを繋いで水原FCの守備陣を翻弄する。細かくパスを繋ぎ、ゴール正面からミドルシュートを決め、横弁FCが先制。これに対し、水原FCはフィジカルを活かしたディフェンスで対抗するも、長短織り交ぜる横弁FCのパスについていくことができない。 |
中でも光ったのが小島周一会長のプレーである。小島会長はまともにプレーをするのは10年ぶりとのことであったが、足元にボールが入った際のさばき方は見事の一言であった。 |
2本目以降も横弁FCの勢いは止まらない。立て続けに2点の追加点を奪うと、終始試合をコントロール。3本目開始直後に更に1点を加え、トータルスコア4−0となった段階で、完全に勝敗は決せられたかに思えた。 |
しかしながらここから水原FCの猛反撃が始まる。フリーキックを直接ゴールに沈め、4−1とすると、前掛かりになった横弁FCをあざ笑うかのように切れ味鋭いカウンターを見せ、更に2得点。スコアは4−3に。楽勝ムードが漂っていた横弁FCに一転不穏な空気が流れる。しかし、この流れを断ち切ったのは、横弁FCの重鎮である左部明宏会員であった。右からのセンタリングに右足一閃、見事なボレーシュートをゴールに突き刺し勝負あり。 |
こうして8回目を迎えた親善試合は横弁FCの勝利で幕を閉じた(MVPは左部会員)。水原FCの逆境を跳ね返す力強さや、長年横弁FCを支えてきた小島会長や左部会員らの活躍等、非常に見どころのある試合であった。 |
(会員 谷脇 啓太) |
10月15・16日、全国から予選を勝ちあがった8チームによる日弁連野球全国大会が、雨の中、ハードオフエコスタジアム新潟において行われた。 |
横浜の初戦の相手は熊本。昨年も初戦で戦った因縁のチームである。 |
予想通り、横浜・畑中隆爾、熊本・林修英の両エースの先発(ちなみに筆者は打倒林を誓い、前日に“ハヤシ”ライスを食べ縁起を担いだことをアピールしておく)。 |
畑中は熊本にヒットこそ許すものの要所を踏ん張り、かたや林は完璧なピッチングで3回まで横浜打線を無安打に抑えていた。 |
試合が動いたのは4回横浜の攻撃。この回の先頭打者・野木大輔が、一塁前に絶妙なセーフティーバントを決め、続いて、二盗・三盗を決めて、林に揺さぶりを掛ける。その後、2アウトとなって迎えるは、チーム1の素振り量を誇る池田賢史。期待に応えて、見事レフト前にクリーンヒット。横浜が1点を先取した。 |
その後、安達由幸もヒットで続いたが、残念ながらあと一本が出なかった。 |
このまま横浜の流れになるかと思われた5回表。 |
熊本打線が畑中に襲いかかり、一挙5安打を集中し3点をあげ逆転。その後も勢いは止まらず、6回表から登板した横浜の二番手・堀口憲治郎からも決定的な1点をあげ、試合はそのまま1−4で終了。横浜の連覇の夢はまさかの初戦で消えたのであった(尚、横浜を破った熊本も準決勝で姿を消し、波乱の大会は大阪の優勝で幕を閉じた)。 |
もっとも、結果こそ出せなかったものの今年も横浜から30名以上の会員が新潟に乗り込み、他チームを人数で圧倒したことは大いに誇るべきことである。 |
残念ながら初戦で負けてしまったため、出場機会のない選手も多数いたが、チームの勝利を信じて裏方の仕事に徹してくれた。こうした姿勢は必ず来年につながるであろう。 |
来年こそ、今年の悔しさをバネに、あの優勝旗を再び横浜に持ち帰ろうとチーム一同で誓うのであった。 |
(会員 長谷山 尚城) |