横浜弁護士会新聞

2010年11月号  −4− 目次

野球部創部30年 横浜マリナーズ 悲願の全国制覇!
 9月14日と15日の両日、ナゴヤドームで日弁連野球全国大会が開催され、北は札幌、南は沖縄までの全国26チームの代表8チームがトーナメント方式で弁護士会野球部全国一の座を争った。
 横浜の初戦の相手は熊本チーム。一昨年の横浜大会の第1回戦で打線がほぼ完璧に抑え込まれ惜敗を喫した相手だ。一昨年と同じく1点を争う緊迫した投手戦が予想されたが、熊本の出鼻を挫く関本和臣会員の思い切りのよい先頭打者初球ホームランで一気に勢い付き、投げては畑中隆爾会員が自責点0の好投により6対3で快勝した。
 続く準決勝の相手は京都チーム。横浜はこれまで決勝戦に進出したことはなく、この試合に勝利すれば創部以来の快挙となる一戦であったが、糸井淳一会員の豪快なホームランなどで横浜が京都を圧倒し、投げては先発の筆者と抑えの西村隆雄会員の継投で京都打線を封じ、9対1の圧勝であった。同会員は自他ともに認める熱狂的ドラゴンズファンであり、夢にまで見たナゴヤドームでの登板に高ぶり過ぎたためか、何でもないゴロを失策してしまう場面があったが、これは少しでも登板機会を長くするための意図的なエラーであったとの説も有力である。
 いよいよ夢にまで見た全国制覇まであと1勝。決勝戦の相手は強力打線の主催チーム名古屋。序盤3回までに5点を失点し厳しい試合展開となったが、横浜は粘り強く攻め続けじりじりと名古屋との差を縮め、とうとう6回にはルーキー野村俊介会員のスクイズにより7対7の同点に追いついた。試合は延長戦に突入するも時間切れのため大会規定により横浜と名古屋の両者優勝となり、監督の三浦修会員と主将の長谷山尚城会員がナゴヤドームの宙を舞った。冷静に考えれば、とても草野球とは思えない光景である。
 横浜は今大会も他チームを圧倒的に上回る四十余名で名古屋に乗り込んだ。必ずしも全員が出場機会に恵まれたわけではなく、裏方に徹した部員もいた。優勝という結果以上にこのチームワークこそが我が部の最大の誇りであると考えている。そして、このチームワークを全国大会単独優勝に結び付けるべく我がチームは来季に向けてすでに始動している。
(会員 堀口 憲治郎)
戦績結果

私のホビー クレー射撃 目指せ!オリンピック
会員 石井 誠
 私がクレー射撃を始めようと思ったのは、2年前の秋、テレビのスポーツ番組で、北京オリンピックのクレー射撃で4位入賞をした中山由起枝選手の特集を偶然観たのがきっかけであった。昔から漫画の「ゴルゴ13」が好きだった私としては、これは自分向けの競技だと勝手に思い込み、直ちにインターネットで情報収集を開始した。私の地元である大船に鉄砲店が一軒あることを知り、早速店を訪れたところ、銃取得のための段取りを店長から丁寧に教えてもらえた。
 クレー射撃は散弾銃を使用して行うが、この散弾銃を自分で所持するためには公安委員会の「許可」が必要である。そのためには自動車運転免許と同様に、ペーパー試験(結構勉強が必要)と実地試験(これは簡単)の両方をクリアする必要がある。結局、最初に鉄砲店で説明を受けてから、大船警察署に何回か足を運ぶ等して、半年くらいかかって私の愛銃であるベレッタM682(中古・30万円)を正式に所持するに至った(中古銃は10万円くらいから買える)。
 神奈川県内でクレー射撃をできる場所は、東名大井松田インター近くの1か所しかない。私が行う種目は、一般的な「トラップ」である。私が銃を構えている所から15mくらい先の場所から、ストレート・斜め右・斜め左の3方向にランダムにクレーが射出され、1つのクレーにつき2発まで散弾を発射できる。構えた散弾銃はずしっと重く、発射時の轟音や衝撃はものすごいど迫力であり、クレーが粉々に砕け散る様は壮観であって、しびれるが、そう簡単には当たらない。
 本物の散弾を扱う点で危険が常に伴う競技なので、遵守を要求されるマナーも厳格である。マナーに抵触する行為が少しでもあると、射撃場の係員から厳しい注意の声が飛ぶ。射撃場に1回行って要する時間は2、3時間、かかる費用は数千円である。ぜひ皆様もチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

備えてあんしんローゴヨーイ・ドン!

編集後記
 瀬戸内国際芸術祭に行きました。高松から豊島、女木島、小豆島、直島と瀬戸内海の島々を3日間かけて巡り、現代美術と島の自然や古い町並みとの美しいハーモニーを存分に味わいました。とても鮮烈な体験でした。
デスク 岩田 武司  1面担当 池本 康次  2面担当 久保 義人
     3面担当 久保田 辰  4面担当 大関 亮子

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