〜日弁連副会長に就任されるにあたって現在のご感想は? |
大変な時期に責任ある仕事を引き受けてしまったなというのが正直なところですが、逆に言えば大変やりがいのある仕事です。1年間集中して取り組みたいと考えています。 |
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〜日弁連副会長の仕事とはどういうものですか。 |
日弁連執行部の政策を実行するため、担当委員会などに出席して執行部とのパイプ役になることや対外的な折衝を行うことが主な仕事です。正副会長会議が週1・2回、理事会が月2回、そのほか担当委員会などにこまめに出席する必要があります。 |
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〜本当に激務ですね。ご自身の事件を行う時間はあるのですか。 |
ほとんど毎日朝から晩まで霞ヶ関に通っていますので、自分の事務所で執務を取る時間がほとんどないのが実情です。通勤の便を考えて住まいも都内に移しました。 |
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〜そこまでするのですか!ところで日弁連ではどのような分野を担当されていますか。 |
弁護士業務改革関連、中小企業法律支援センター、法的サービス企画推進センター、日弁連リーガルアクセスセンターなどです。 |
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〜特に力を入れていきたい分野はありますか。 |
やはりもともと私自身が取り組んでいる「弁護士の業務基盤の拡充」ですね。弁護士の職域を広げることは、アクセスを拡充することでもあります。アクセスというと「裁判所へのアクセス」の議論に集中しがちですが、私としてはもっと広く「法の支配へのアクセス」と考えています。 |
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〜主流派ではないといわれる宇都宮会長の元での執務という点ではいかがですか。 |
特に問題はないですよ(笑)。副会長としては会長を補佐するのが仕事です。ただ、会長の理念には賛成できるものでも、細かい各論の部分では意見が相違する点もあります。 |
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〜過払請求事件における弁護士の報酬トラブルが問題になっていますが、どう思いますか。 |
業界全体が停滞するなかで若手に将来に対する不安感があるのだろうと思います。そのためにも業務基盤の拡充は重要ではないかと思います。 |
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〜「夢も希望もある業界」であれば刹那的な利益追求には走らないだろうと…。 |
そういうことですね(笑) |
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〜最後に横浜弁護士会会員に対してのメッセージをお願いします。 |
日弁連は、弁護士の将来にとって重要な役割を担っています。会員一人一人が積極的に弁護士の将来の問題を自分のものととらえ、日弁連の意思形成に積極的に関わって欲しいと思います。 |
(インタビュー 会員 岩田 武司) |