〜会長ご就任おめでとうございます。現在の心境をお聞かせください。 |
私自身は、今まで取り組んできた会務の延長のような気持ちですんなり立候補を決めたところもあったのですが、副会長たちから、真剣に悩み相当な覚悟を決めて就任したという話を聴くにつれ、大変な時期の会長就任であることを再認識し、とても緊張しています。 |
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〜今年度の執行部はどのようなことに取り組もうとお考えですか。 |
若手弁護士(特に新規登録弁護士)の育成・支援体制の充実に重点をおいて取り組みたいと考えています。 |
私が当会に登録した頃、同期は15名前後でしたが、今では毎年100名近くの新人が入会しています。修習は1年間に短縮され、いわゆる即独、軒弁なども増えています。従来のように、事務所内や同期、先輩弁護士の自発的なサポートだけで若手を育成していくことは困難です。早期に若手会員の育成・支援体制を構築することが必要だと思います。 |
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〜若手支援については、個々の取組みをしている委員会もあるようですが。 |
確かに、これまでも、研修委員会、刑弁センター等々において、若手支援のための様々な取組みがなされています。会員サポート窓口では、新人弁護士からの個別事件相談にも応じることになりました。しかし、全体としてみれば、会員数1000人超の弁護士会の体制としては、まだまだ不充分だと思います。 |
執行部としては、まずは、これら既存の様々な取組みを全体としてきちんと把握したうえで、一部の委員会や会員に任せっぱなしにするのではなく、「会」として、当会の規模に見合った、充実したサポート体制を整えていきたいと思っています。 |
こうして、会を挙げて若手をしっかり支援し育てていくことが、ひいては、市民の皆様に良質な法的サービスを提供するということにもつながると考えています。 |
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〜将来の弁護士・弁護士会像についてお聞かせください。 |
個々の弁護士が自信を持って生き生きと職務を行ない、「弁護士になってよかった」と心から思える、そういう「弁護士」、そしてそれを揺るぎなく支える「弁護士会」であってほしいと思います。 |
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〜趣味の話をお聞かせください。 |
仲間とのおしゃべりでしょうか。色々な人に出会って色々なおしゃべりをすることはとても楽しいです。私には、本当に多種多様な「しゃべくり仲間」がいますよ。 |
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〜なるほど、会長の驚異的な人脈の広さの秘密が垣間見えた気がします。 |
では、県民の皆さんにメッセージをどうぞ。 |
例えば会長声明など、誰に頼まれているわけでもないのに何故出すのか不思議に思う方々もいらっしゃるかもしれませんが、弁護士会というのは、自発的に目を光らせ、人権を守ろうとしている団体です。ご理解ご協力よろしくお願いします。 |
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〜最後に会員に対して一言お願いします。 |
特に若手会員の皆さん、弁護士会を対自分としてとらえるのではなく、自分自身が弁護士会の一員であり担い手であるという自負を持って、積極的に当会に関わってください。 |
興味のある委員会等には、自発的にどんどん顔を出してください。お待ちしています! |
(インタビュー 会員 大関 亮子) |