横浜弁護士会新聞

2009年11月号  −4− 目次

いざ仙台の地へ!「横浜マリナーズ日弁連野球全国大会進出」
 今年も日弁連野球全国大会の予選がはじまった。悲願の全国制覇を目指す横浜マリナーズにとっても、強豪ひしめく全国大会の予選突破は、平坦な道ではない。
 予選第1試合の岐阜戦は、8月23日、敵地岐阜にて行われた。横浜は、1回表、野木、山下、井澤及び糸井のヒットなどで4点を先制し、試合の主導権を握った。その後も4回表に1点、5回表に2点と追加点を挙げ、投げては、堀口、畑中の完封リレーで7対0で岐阜に勝利した。
 続いて、勝てば10月19日から仙台で行われる全国大会への出場が決まる予選第2試合新潟戦が、9月12日、敵地新潟にて行われた。天気予報では新潟地方は大雨とされ、雨天延期が誰の頭にもよぎったが、選手の祈りが通じたのか、試合会場周辺の天候は奇跡的に曇天を保ち、試合は無事行われた。
 試合は、バックの堅い守りに支えられた両先発投手による緊迫した投手戦となった。試合が動いたのは4回表、横浜の長谷山がヒットと盗塁で3塁まで進むと、続く井澤、安達由が四球を選んで、満塁のチャンス! 2アウトとなった後、主将関本の左中間への2点タイムリーツーベースで、横浜が待望の先取点を獲得した。
 新潟も5回裏に1点を返して1点差とし、その後も必死の反撃を見せたが、6回裏から先発堀口の後を継いだ畑中が落ち着いたピッチングでしのぎ、試合は横浜が2対1で勝利した。試合終了後は、歓喜した部員達がマウンドの畑中の下に走り寄り、いつまでも喜びを分かち合っていた。
(会員 安達 由哉)
横浜4001200┃7
岐阜0000000┃0

横浜0002000┃2
新潟0000100┃1


多彩な新人による新風を期待─新入会員歓迎会
 9月14日華正楼本店にて恒例の新入会員歓迎会が行われた。対象となる新入会員は、司法研修所現行62期の修了者および前回歓迎会以後に当会に入会された会員であり、そのうち合計25名の会員が出席した(現行62期生は13名)。ちなみに当会会員の参加者は理事者5名を含めて32名であった。
 新入会員の入会により当会の会員は1040名に達したという会長の挨拶により会は幕を開けた。いずれ廃止される予定の現行司法試験の数少ない合格者がメインの歓迎会だけあって、これまでの同様の会に比べて出席者が少なく、全体としてこぢんまりとした印象の会となった。
 しかしながら新入会員の顔ぶれは実に多彩で、東京の渉外事務所や企業等での豊富な経験を有しながら横浜で開業し、その事務所のイソ弁ともども出席した人、ゼネコンの現場監督をしていた人、大学教授、競走馬の仲介売買をしていた人などなど。彼ら(彼女ら)の多彩な経験に裏打ちされたコメントも味わい深く、いつになく充実した会となった。
 その後お馴染みの運動部、文化部系のクラブ紹介が行われ、毎度お約束ながら適度な感じで盛り上がりを見せ、会は和やかに幕を閉じた。新しい会員たちが当会に新しい風を吹き込んでくれることを大いに期待したい。

新人弁護士奮闘記 推敲の大切さ
60期 会員 田鍋 智之
 弁護士になって早くも3年目に入りました。登録前は、3年目といえば、多くの仕事を一人で次々とこなす姿を想像していましたが、現実は、分からないこと、知らないことが多くあり、このような状況で大丈夫かと心配したりしています。
 しかし、それでも弁護士になって成長したかなと思うことを一つ挙げれば、書面を起案してボスに提出したときにボスの赤ペンチェックの量が以前より減少した点です。というのは、以前は、起案をボスに提出しても、赤ペンで紙面が真赤になって返還されることが多くあり、修正したものを提出してもまた赤ペンで真赤になって返還され、何度も同じ事件の起案を繰り返し、ボスからは「文章をよく推敲しなさい」などと言われていました。それが最近は少なくなり、以前よりは成長できているのかなと思ったりしています。
 さて、3年目を迎えるにあたり、やはり弁護士の仕事は大変だなと感じています。この2年間、民事、家事、刑事、行政等の様々な事件を扱いましたが、その全てが依頼者にとって大切で、そこに関わることの責任の重大さを考えるとき、重圧に押し潰されてしまいそうになるときもありましたが、兄弁をはじめ先輩の先生方から多くの助言や指導(お酒の場も含む)を頂き、それを乗り越えていくことができています(その節はありがとうございました)。
 ここで、最近新聞でみたドトールコーヒー名誉会長鳥羽博道氏の座右の銘「因果倶時」をご紹介します。これは、釈迦の言葉で原因と結果は必ず一致するという意味ですが、鳥羽氏はこれを見て「現在の自分は過去の積み重ねの中にあり、将来の自分がどのようになるかと考えるなら、一日一日の積み重ねの中に将来の自分がある」と理解されたそうです。
 私は、まだまだ未熟ですが、将来の自分の理想とする弁護士像に一歩でも近づけるように、今、このときを大切に過ごし弁護士としてこれからも頑張っていきたいと思います。

いろいろな相談にお応えします。
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編集後記
 研修所同期とジャズのバンドをやっていますが、裁判官や地方の弁護士がメンバーなのでたまにしか集まれません。横浜でもジャズバンドをやろうと思っています。ドラム、ベースの心得のある方募集しています。
デスク 岩田 武司  1面担当 池本 康次  2面担当 久保 義人
     3面担当 大関 亮子  4面担当 久保田 辰

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