会員 山本 一行 |
前号で予告したとおり、今回はすっかり自信を取り戻した大川団長のお話からはじまる。 |
大川団長、ナンタ(乱打)の鑑賞を提案。これは、主人公の料理人たちが台詞の代わりに厨房のありとあらゆるものを乱れ打ちしながらストーリーが進む、というもの。「川崎大師の飴切りではないですか」と軽口をたたいていたが、見てみると面白い。ナンタのTシャツまで買ってしまった。 |
完全復活をした大川団長。昨日の海鮮鍋をすっかり忘れて、「やはり参鶏湯(サムゲタン)だな」ということになり、元大統領も行ったという店へ。いかんせん湯(スープ)である。大川団長、スープの中から鶏肉をつまみ出し、これを肴にジンロを飲みだした。 |
第3日目 曇り時々雨、帰るころに晴 |
年寄りは朝が早い。7時にホテルのロビーに集合。 |
ソウル駅附近のスケッチに出かけた。次に、チャーターしたバスでスウォンへ。ファソン(華城)を一廻りした後、まずは腹ごしらえだと焼肉屋へ。焼肉定食1人前300グラム。豆腐チゲも追加注文。皆さん健啖家。食べる。食べる。ジンロも次々と注文し、宴会となってしまった。 |
大川団長のことばかり書いてしまったので、他のメンバーも紹介しよう。 |
岡村会員。唯一アクリル絵具と画板をリュックに担いで持って来た。「1枚も描かずに帰ると女房と犬になじられる」。この人は描くのが早い。雨中の景福宮でまず1枚(これは、後で私が加筆したため失敗)、早朝のソウル駅前で1枚(ホームレスが集まってきたため自信作となった。この人は、人が集まると力を発揮する)、水原華城で2枚(これは、いつもの岡村流)と、矢継ぎ早に製作。 |
稲生会員。橋の下から華紅門の裏側をスケッチ。途中、橋の上から見下ろすと、精緻であり力作となりそうな予感(アバウトそのものに見えるこの人も、私同様本当は繊細なのであろうか)。ところが、1時間後着色し始めた絵を見ると焦点がボケたように見うけられた。この人は色を重ねない(色気を出さない)方が良いのではなかろうか。 |
小川さんは、失敗した、との声を聞いただけで実物は拝見していない。福庭さんは、私は心象画なのとおっしゃって、これ又拝見していない。キャンバス・アバウト展での出品を期待しよう。堤さんは、我儘な弁護士たちの中で更に我儘な会員たちに囲まれ、気苦労も多かったものと思われる。これに懲りずに、今後も参加して欲しい。 |
8月1日、毎年恒例の関越野球大会が、群馬県伊香保において開催された。 |
今年は新戦力の加入などもありマリナーズは戦力がさらにアップし、日弁連野球大会(日弁連大会)で優勝を狙える実力が備わってきた。また、7月に入ってからは、毎週土曜日の練習だけでなく平日の夜にバッティングセンターにも通うなどし、宿敵東京を倒しての関越大会優勝を期して伊香保に乗り込んだ。 |
ところが、初戦の東京戦では、試合巧者の東京に立ち上がりの隙をつかれ2回までに7点を先制されてしまった。その後、立ち直ったマリナーズは追加点を許さず粘ったものの打線は沈黙。若井の強烈なヒットなどもあったものの7−0でまさかの完敗を喫した。 |
その後、3位決定戦に進んだマリナーズは、日弁連大会の予選で当たるであろう新潟と対戦。日弁連大会予選に向けて心理的にも絶対落とせないこの試合。マリナーズは、東京戦でリリーフをしたエース畑中を連投にも関わらず起用し必勝を期した。 |
初回、マリナーズは関本のバントヒット、主砲武藤のセンター前タイムリーなどにより幸先良く先制点をあげた。その後、新潟の継投の前になかなか追加点を奪えなかったが、6回に糸井のバントヒット、野木の執念の犠牲フライで貴重な2点目をあげた。投げては6回まで完璧なピッチングをした畑中をリリーフした堀口が最終回をピシャリとしめ、2−0で新潟に勝利し、今年の関越大会は3位という結果となった。 |
3位という結果自体は、優勝目指して乗り込んだマリナーズとしては満足できるものではないが、当面の予選の相手となる新潟に勝利したことは好材料である。予選でこの勢いで勝ち抜き、日弁連大会の本選の舞台で東京に雪辱を果たし、今年こそ全国制覇を達成すべく、今後もこれまで以上に厳しい練習をしていく予定である。 |
10月19日、20日に仙台で行われる日弁連大会でのマリナーズの活躍にご期待あれ! |
(会員 長谷山 尚城) |