新60期 会員 岡部 健一 |
この度「新人弁護士奮闘記」を書かせていただけることになり、さあ皆様をあっと言わせるようなものを書くぞ!と意気込んでいたのですが実際にパソコンの前に向かうとなかなかに書くことを思いつきません。 |
刑事弁護では被告人の方に「もう2度とこのようなことをしないためにはどうしたらいいのか?について毎日日記に書きなさい。そんなのも書けないようでは裁判官に更生への熱意をアピールできませんよ!」などとよく言っているのですが、いざ自分が書くことになるとカラの雑巾をうんうんしぼりだすような作業で脳味噌が沸騰しそうになりました。何事もその立場に置かれてみないとわからないものです。 |
なぜこんなに書くことを思いつかないのか?について分析してみることにしました。この一年自分は奮闘していなかったのか?いや国選事件で否認事件も経験したし、被疑者国選もやった。民事だって仮の地位を定める仮処分で毎週のように東京地裁に通ったこともあったし、事故現場を何回も見に行ったりもしてる。そうすると必ずしも奮闘していないわけでもなさそうです。 |
じゃあ失敗談として披露できるようなしょっぱい失敗をしていないのか?これも訴額や相手の名前の漢字を間違えたり、検算を怠って合計額が合わないまま書面を提出してしまったりとしょっぱい失敗はたくさんあります。しかし失敗談については今書いているだけでも自分が落ち込んできたのでこれは却下です。 |
分析しているうちに字数が尽きてきたようですが、港町横濱での弁護士生活も二年目を迎えますます仕事・会務に励むとともに趣味についても全力投球しなければと思っています。 |
この記事が掲載されるのは2月頃と聞いております。雪山に現場検証(スキー)に行かれる先生がいらっしゃれば是非一声お声をおかけくださいと宣伝しつつこの辺で筆を置くことにいたします。 |