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議長 星野 秀紀 |
横浜弁護士会会則第四章(機関)第三節に、第63条から77条まで常議員会の規定があります。これらの規定を見ますと、常議員会は議長が招集するのは当然としても、招集は会長・副会長に通知しなければならないとか、会長・副会長は常議員会に出席して意見を述べることができるだとか、常議員会の議決に対し会長に異議ある時は会長は総会を招集してその決議の取消を求めることができるとか、執行部との対立を前提とするかのような規定が並んでいます。 |
ところが現実は、執行部とことさら対立することはなく、かといって執行部に迎合するということでもなく、適当な距離を保って、会員の意見を代弁して、執行部を助け、かつ、お目付役となるという役割なのだろうと理解しています。 |
今期常議員は27期を筆頭に59期まで、33期以下は各期に1人以上の常議員がいるという配置になっています。全支部からも出ています。派閥がない横浜弁護士会は、同期や支部の意見を積み上げて会員の意見集約とするという面があります。この意味で、それぞれの常議員は、同期や支部会員を代表するつもりで常議員会に出席し、意見を述べていただきたいと願っています。 |
とりわけ若い期の常議員の皆さんには、わからないことはわからない、反対は反対、と質問・意見を自由に述べてもらいたいと思います。先輩常議員の言うことなど気にしないでください。各会員、各常議員は全く平等です。 |
たまたま私は、会長が古くからの友人であり、副会長の一人は同じ事務所ですが、馴れ合いに陥ることなく、しっかりと常議員議長を務めさせていただきます。副議長の飯田さんも気心が知れた仲で、熱心に補佐してくれるはずです。 |
私自身、もうこんな常議員会議長職に就くような年齢になったのだと感慨無量ですが、初めて常議員になったときの緊張感に立ち返って、自由闊達な議事運営を心がける所存です。 |
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副議長 飯田 直久 |
常議員は、記憶では今回で4度目になります。今期の常議員の面々を見ると、期順でいってもベストテン内、とうとう副議長を出す期までになってしまったかというのが実感です。常議員会の雰囲気はというと、私が初めて常議員になった頃は、特に若手は余り発言せず、最後は「慣例」にしたがって無難なところに収まるというのが“慣例”だったように思います。それに比べると、最近は、ベテランから若手まで、活発に意見が出るようになりました。今回も、口角泡を飛ばすというのは大袈裟ですが、手続を巡って議論が白熱しました。 |
今年度には、当会の会員数も確実に1000名を超えると言われ、裁判員制度の実施が間近に迫り、司法改革も最終段階に近づいてきています。これからも、「慣例」では解決できない多様で新しい問題が出てくると思います。その解決の為にも、活発な議論、円滑な議事進行が必要となってくるでしょう。いつもにこにこしている星野議長の“癒し”の雰囲気にも乗せられながら、少しでもその舵取りのお手伝いが出来ればと思っています。 |
また、遅筆な私としては、常議員会速報ついては、甚だ不安一杯なのですが、会員への重要な情報伝達の一つと考えています。速報性を重んじ、締め切りに間に合うように精一杯頑張りたいと思いますので、1年間よろしくお願い致します。 |