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─会長就任おめでとうございます。現在の心境をお聞かせください |
会長として多くの方とご挨拶を交わす中で、期待の大きさと責任の重さを痛感しています。 |
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─今年度の執行部はどのようなことに取り組もうとお考えですか |
行事として、関弁連定期大会・シンポジウムと関東十県会50周年記念行事が横浜で開催されますし、いわゆる21年問題の裁判員制度の運用開始、および被疑者国選制度の拡充に向けて待ったなしの対応、準備が必要です。 |
また当会は、今年度中に会員数が千人を超える大規模な単位会として着実に力をつけてきているのですから、今後は、そのような会の活動を県民に知ってもらうこと、県民の声を聞き、ニーズを汲み上げることを通じて、県民の頼りになる弁護士会を目指さなければならないと思います。そのために、当会のホームページの内容を充実させること、当会主催の法律相談において相談内容に精通した弁護士が対応できるようにすること等を考えています。 |
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─県民に向けての情報発信という意味では武井会長は正にうってつけですね |
若い頃に知り合った記者の人たちがそれぞれ責任ある地位に就かれていて、そのような人たちから当会の活動を取り上げたいという声を聞いています。当会としても、会長声明や当会の行事などをもっとマスメディアに取り上げてもらって県民にアピールしたいと思います。そのために可能な限り私の個人的な人脈を活用することは勿論ですが、会としてもホームページの充実という面で発足したばかりのIT委員会に期待していますし、執行部としてもマスメディアへの対応をしっかりと行っていきたいと思います。 |
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─今年度執行部の特徴は何ですか |
仕事師集団です。目配りに長け、会務経験豊富で、迅速かつ緻密な実務的処理のできる人たちが支部・本部の枠を超えてバランスよく集まってくれました。 |
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─将来の弁護士・弁護士会像についてお聞かせください |
弁護士数の増加とともに伝統的な弁護士像は変わらざるを得ません。任期付公務員、企業内弁護士等さまざまな分野に弁護士が進出していくことになるでしょう。 |
弁護士会としても若手会員の増加に対応する必要があります。特に、修習期間が短縮され前期修習が廃止されるという状況では、ボス弁がイソ弁を指導するという伝統的な方法だけでは足りず、法律相談から受任、事件処理の過程において弁護士会がオン・ザ・ジョブ・トレーニングをサポートする必要があると思います。そして、若手会員の声を聞きつつ、伝統を語り継いで、皆で支える弁護士会にしていきたいと思います。 |
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─趣味の話をお聞かせください |
武の道を志す私の趣味は太極拳と指圧です。武の道と指圧の関係等については、「自由と正義」5月号に一筆啓上しましたので、そちらをご参照ください。 |
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─県民へのメッセージを |
当会は今年度中に会員数が千人を超える見込みであり、着実に力をつけつつあります。県民の皆様から「県民の駆け込み寺」として頼りにしていただける弁護士会を目指します。 |
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─最後に会員に対して一言 |
県民の声、ニーズを受けとめて、当会と一緒に進んで行きましょう。 |