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会長声明・決議・意見書(2024年度)

坂本弁護士一家殺害事件から35年を迎えての会長談話

2024年11月07日更新

 今から35年前の1989年11月4日未明、当会会員であった坂本堤弁護士は、妻である都子さん、ご夫婦の長男である1歳の龍彦さんとともに、自宅で就寝中のところをオウム真理教の教団幹部らに襲われて、その尊い命を理不尽に奪われました。そして、坂本弁護士ら家族のご遺体が、新潟、富山、長野各県の山中から発見されたのは、同教団幹部らによる数々の事件が明らかになった後の1995年9月のことでした。

 坂本弁護士は、生前、同教団から被害者らを救済するための活動を行っておりました。坂本弁護士は、正に基本的人権の擁護にかなった弁護士として正当な活動を敢然と行っていたところ、これを理由として、突然に卑劣な暴力を受け、殺害され、家族までもが犠牲とな ったのであります。かかる行為を二度と許してはなりません。

 当会は、今後も坂本弁護士一家殺害事件を風化させることなく、坂本弁護士の遺志を引き継ぎ、人権侵害行為による被害者の救済活動を続けて参ります。そして、このような弁護士業務に対する妨害行為を決して許すことなく毅然と対応していく所存です。

 坂本堤さん、都子さん、龍彦さんのご冥福を心よりお祈りいたします。 

2024年11月7日

神奈川県弁護士会

会長 岩田 武司

 
 
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