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弁護士や弁護士会をご活用下さい~会長ご挨拶

神奈川県弁護士会会長
岩田 武司

神奈川県弁護士会会長 岩田 武司

 こんにちは。2024年度会長の岩田武司です。

 神奈川県弁護士会は、神奈川県内に法律事務所を有する全ての弁護士、弁護士法人が加入する公法人であり、会員数は1787名(2024年3月1日現在)です。神奈川県の人口は、約921万人(2024年2月現在 1)ですので、人口5150人につき1人弁護士がいることになります。ちなみに、神奈川県は医師不足と言われていますが、それでも医師数は約2万人(2020年 2)で人口460人につき1人の医師がいます。

 このように医師は日常的にお世話になる身近な存在である一方、弁護士は県民の皆様にとってはあまり身近ではありません。もちろん、生まれたときから死ぬときまでお世話になり続ける医療とは違い、法律問題は誰にとっても身近とは言い切れないことも確かです。おそらく一般の方にとって人生で弁護士と関わるのは、離婚や相続、交通事故、近隣とのもめ事などの問題が発生した場合だと思いますが、詐欺や傷害事件などの犯罪に巻き込まれたり、知人のために連帯保証人となって高額な請求を受けたりすることも、全くないとは言い切れません。

 古くから「医師と弁護士を友人に持て」と言われることがありますが、5000人に弁護士1人の割合では、ほとんどの方は弁護士の知り合いすらいない方なのではないでしょうか。弁護士に相談しなければならないきっかけとなる事がらは、その人の一生を左右する重大なものなのに、実際に発生してみると誰に相談して良いかわからずに困っている方も少なくないと思います。

 そういう場合、つまり何か問題を感じた場合に最初に相談する相手は「弁護士一択!」と覚えておいてください。弁護士は、扱う分野に制限のあるほかの士業、例えば、司法書士さん、行政書士さんなどとは異なり 3、全ての分野の相談を受け付け、県民の皆様ひとりひとりの相談相手・代理人として業務を行うことができます。

 そして神奈川県弁護士会は、このような個々の弁護士と県民の皆様とをつなぐ「架け橋」の役割を担っています。困ったことがあったら、ぜひ神奈川県弁護士会に相談してみてください。神奈川県弁護士会は「よろず相談窓口」として、少しでも県民の皆様のお役に立ちたいと考えております。

 1年間、5名の副会長とともにがんばりますので、よろしくお願いいたします。

2024(令和6)年4月1日
岩田 武司


  1. 神奈川県ホームページより
  2. 神奈川県地域医療センターより
  3. 隣接士業の方々は法律上扱える分野に制限があります。ただし、その分野のスペシャリストでもありますので、私も含め多くの弁護士は、これらの分野については隣接士業の方々にお願いしていると思います。
 
 
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