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坂本堤弁護士一家の33回忌を迎えての会長談話
2021年11月04日更新
当会の会員であった坂本堤弁護士、その妻都子さんおよび長男龍彦さんは、1989年11月4日に、オウム真理教の信者によって尊い命を奪われました。そして本日、33回忌を迎えました。
坂本堤さん、都子さん、龍彦さんのご冥福を心よりお祈りいたします。
坂本弁護士一家が行方不明になった当時、日本弁護士連合会、各地の弁護士会、「坂本弁護士と家族を救う全国弁護士の会」は、大規模な救出活動を展開し、当会も、坂本弁護士の所属会として、坂本弁護士一家救出対策本部を中心に、その救出活動に全力を挙げて取り組みました。
坂本弁護士一家殺害事件は、オウム真理教の被害者救済をめざす坂本弁護士の正当な活動を妨害するために起こされたものであり、弁護士に対する卑劣な業務妨害行為です。このような行為は二度と許してはなりません。
当会は、坂本弁護士一家の救出活動に取り組む中で、弁護士に対する業務妨害への対策に目を向ける必要性を痛感し、1993年に弁護士業務妨害対策委員会を設置し、積極的にこの問題に取り組んでまいりました。
当会は、坂本弁護士一家殺害事件を決して忘れずに、今後も、弁護士に対する業務妨害に屈することなく、弁護士の使命である基本的人権の擁護と社会正義の実現のために力を尽くす決意をあらためて表明します。
2021年11月4日
神奈川県弁護士会
会長 二川 裕之
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