横浜弁護士会新聞

2011年9月号  −4− 目次

日弁連大会連覇に向けて大きな収穫を得た関越大会
 8月6日、群馬の地で恒例の関越野球大会が開催された。今年で33回目を迎える伝統の大会である。
 初戦は群馬に対し堀口・堀江の完封リレーで12−0と快勝した。しかし新潟との2回戦では山田投手に抑え込まれ8−3と完敗。その後、3位決定戦に進んだマリナーズは、エース畑中の快投と打線の大爆発で埼玉に19−0と圧勝した。しかしこの3位という結果はマリナーズにとって極めて物足りない。
 マリナーズは昨年の日弁連野球大会(日弁連大会)の覇者である。2連覇、そして単独制覇を目指すマリナーズは、7月にミニ合宿を行うなど厳しい練習を続け、調整を重ねてきた。
 しかし、今回負けた新潟は、今年の日弁連大会の開催チームであり、かつてマリナーズと日弁連大会本選への出場権をかけて死闘を繰り広げてきた。マリナーズは新潟の日弁連大会にかける気持ちを改めて見せつけられることになり、9月3日の日弁連大会予選に向け、気持ちを引き締める機会を与えられた。
 とはいえ、好材料も枚挙にいとまがない。群馬戦で先頭打者を務めた野村は、この日6打席6出塁6得点とこれ以上にない働きを見せた。出塁した野村をきっちりホームに返し続けた西村(誠)は懇親会で表彰を受けた。最近痩せたと評判の古西がダイエット効果をいかんなく発揮し、強烈なヒットを放った。満塁で打席に立った4番武藤の迫力は抜群で、その威圧感から相手投手の3暴投を呼び込み、何もせずに走者一掃させた。
 代打飯田は初球いきなり死球を受け1球で打席が終わったが、ソツのない走塁できっちりホームを踏んだ。パパになってから柵越え連発の永田は、期待通りの鋭い打球を飛ばした。そして何より、主将長谷山の打撃がここにきて完全復活。チームをプレーで鼓舞し、日弁連大会でのさらなる活躍を予感させる。
 関越野球大会の結果は残念ではあったが、ここで負けたことが日弁連大会予選・本選での飛躍につながることは間違いない。
(会員 井町 順一)

石黒康仁会員が見事取り切り戦を制す!
月例は吉澤幸次郎会員が久々の優勝
 毎年恒例、横浜法曹ゴルフ会の夏合宿。今年は、初日がANAオープン開催地である輪厚コース、2日目がサンクロレラクラシック開催地である小樽CCにて、総勢19名での熱戦が繰り広げられた。取り切り戦というのは、1年間の月例優勝者のみが参加し、本年度のナンバーワンを決める大会である。取り切り戦の資格者は8名であったが、初日は三谷淳会員、田中治会員、渡邊寛一会員の3名がネットで横一線に並び、1打差で石黒会員が追う大混戦。2日目が勝負となった。
 2日目の小樽CCはトーナメント開催直前でハードなセッティング。首位の3人が揃ってスコアを崩す中、堅実なプレーに徹する石黒会員が1人抜けだし、最終ホールを待たずして2位に大差をつけた。最終ホール、ようやく優勝のプレッシャーに襲われたのか、石黒会員に10打の大叩きがあったが、前半の貯金がものを言い2打差をつけての見事な取り切り優勝であった。表彰式では、水地前会長から贈呈された立派な優勝トロフィーを手に笑顔満面の石黒会員であった。
 同時に行われた7月の月例戦は、初日トップの北田幸三会員を、2日目90でラウンドした吉澤会員が逆転した。吉澤会員は最終ホールで50ヤードからのチップインバーディが決まっての優勝。2日目も好プレーを続けた北田会員はわずか1打差で涙を呑んだ。
 また、期別対抗の団体戦は、井上雅彦会員率いる50期代チームが優勝した。2位は西村好順弁護士(一弁)率いる30期代チームと、木村良二会員率いる32期チームとがまさかの同ネットで並び、勝ち抜きジャンケンによる2位決定となった。ここで、紅一点参加の池田陽子会員が3人抜きを見せ、32期チームに2位の賞品をもたらし、パーティは大いに盛り上がった。
(会員 常磐 重雄)

新人弁護士奮闘記 囲碁に夢中!
新61期 会員 澤田 美穂子
 先日、初めて破産管財人代理の仕事をさせていただく機会に恵まれました。その中で、破産者が所有する不動産を任意売却するために、各債権者と交渉をする仕事を任されました。この不動産は既に競売申立てがなされていたため、限られた時間の中で素早い判断をすることが求められましたが、破産管財人の先生にその都度丁寧に教えてもらい、不慣れな私でも何とか仕事をやり遂げることができました。銀行での決済にも立ち合わせていただき、独特の雰囲気を肌で感じることができました。度胸のある方だと思う私も緊張のし通しでしたが、非常に貴重な経験を積むことができました。
 さて、仕事の話はこのくらいにして、私が今とても楽しみにしている月1回の「囲碁クラブ」について書きたいと思います。
 私は横浜修習ではなかったため(山形修習です)、弁護士1年目は、できるだけ多くの先生方と知り合いになろうとの思いで、外で行われる様々な会になるべく出席するようにしていました。
 そして、私が新規登録弁護士の法律相談経験交流会に出席した時のことですが、とある先生から、「澤田さんは、囲碁に興味ある?」と聞かれて、「やったことありませんが、興味あります!」と答えたのがきっかけで、「囲碁クラブ」に参加させていただくことになりました。勉強しないのでなかなか上達せず、怒られてばかりですが、囲碁を始めたおかげで、仕事でも先の先を読む力が身についてきたような気がします(笑)。最近、「詰め碁」の本を購入しました。いつか、弁護士会の囲碁大会に出場できるようになりたいと思っております。
 弁護士になって3年目、辛いこともありましたが、今は本当に毎日が楽しく、仕事も面白く、弁護士になれて良かったと心から思う毎日です。
 今の私があるのは、失敗をしても温かく見守って下さった先輩の先生方、同期の仲間、家族など、多くの方々のおかげです。
 皆様への感謝の気持ちを忘れずに、これからも仕事に囲碁に…がんばりたいと思います!

備えてあんしんローゴヨーイ・ドン!

編集後記
 長良川の鵜飼を見に行きました。燃え盛る篝火の下で鵜匠が十数羽の鵜を操る光景は幽玄で1300年の歴史を感じさせるものでした。楽しい旅行はあっという間に終わり、今は仕事や本号の編集に追われております。「おもしろうてやがて悲しき鵜舟哉」という芭蕉の句がありますが、まさにそんな心境です…。
デスク 大和田治樹  記者 奥園龍太郎
両角 幸治
大河内万紀子
  三橋  潔
城田 孝子
千歳 博信
       

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