横浜弁護士会新聞

2011年6月号  −4− 目次

私のホビー 寺社拝観に行こう!
会員 小谷 馨
 相模原支部の小谷です。今回の『私のホビー』というテーマを見て、私を知っている人は、「趣味は麻雀だろう」と言うかもしれない(それは正しいのですが…)。しかし、それはさておき、今回は昔からよく行っている寺社・城拝観の話をしたいと思う。
 高校時代、私は札幌に住んでおり、高校2年生のときに京都・奈良に修学旅行に行った。そこで、様々なお寺(見学したのは、定番である金閣寺、銀閣寺、清水寺等である)を拝観し、京都の大学に入学して、休みの日は寺社見学や城を巡ることを満喫したいと思った。念願かない京都で過ごした大学時代、私は様々なお寺を拝観し、夏休み・春休みなどには遠くの街のお城を見に行った。
 私が見た中で京都の寺の一番のおすすめは、京都の高台寺(豊臣秀吉とその妻おねの菩提寺)の夜間拝観であった。ライトアップされ、妖艶な桜や紅葉に彩られた寺は、幻想的であり、時がたつのも忘れるほど見入ってしまった。うまく言葉では表現できないので、春や秋に京都に行く機会があれば、ぜひ泊まって見に行っていただきたい。「そうだ、京都へ行こう」のCM(古い?)の意味が少しだけ分かる気がした。
 京都以外では、三重の伊勢神宮(夕方に行く内宮はうっそうとして怖いくらいである)、愛知の犬山城(川沿いの城であるため眺めはいいし、要所の地でもあるため、歴史的な背景も面白い)などもよかった。栃木県の日光東照宮は、神奈川から遠いが一見の価値はある。
 今回、東京都日野市の高幡不動に拝観に行った。五重の塔の周りでは、たくさんの市が立っていて、参拝客も多く訪れ、地元の人たちが空手の型の練習をしていて、のんびりとした雰囲気であった。6月のあじさいは有名だそうで、またふらっと行ってみたい場所である。
 今後も、ぜひ機会を見つけ、近くの寺社、城址などに(関東にも、赤穂浪士で有名な泉岳寺や小田原城などがある)行ってみようかと思っている。

新人弁護士奮闘記 私のノート
新62期 会員 鈴木 真
 4冊のノートがある。弁護士になった当初から、日々学んだことやボスからの教えを漏らさず記録しているものだ。
 そして、このノートには備忘録としての役割のほかに、もう一つ役割がある。私にとっての「仕事をする喜び」を記録する役割だ。
 もともと私は会社に勤務していたが、組織が大きすぎて誰のために仕事をしているのか、やりがいを感じられなかった。自分を頼りにしてくれる依頼者のために働きたいと思い、職を辞して弁護士となった。そんな私にとって、依頼者の方々の言葉こそが仕事をする喜びなのだ。
 そう。私のノートには、依頼者の方々からの手紙が綴じられている。
 とある受刑者から来た手紙には「留置所に何度も足を運んでくれたのも、裁判の予行練習をやってくれたのも、先生が初めてでした。本当にありがたく、感謝しています」という言葉が。
 また、とある民事事件の依頼者から届いた手紙には「お陰さまで疎遠だった兄弟達とも連絡を取り合う仲になり重ねて感謝致しております」との言葉が記されている。
 今、こうして依頼者の方々に喜んでもらえること、そしてそれを意気に感じて仕事ができることに感謝して日々を過ごしている。
 これから先、ノートが数十冊になり数百冊になったときも、依頼者の方々からの言葉を、仕事をする喜びと感じて仕事をしていたい。そして、ノートを再び開いた時、今と同じく弁護士という仕事を好きでいたいと思う。

二連破めざして 今年も燃えるマリナーズ
 今年も野球が始まった。毎週土曜日の練習に加え、合宿、全国各地の弁護士会チームとの対抗戦、そして日弁連全国野球大会と秋深まる頃まで週末野球漬けの日々が続く。
 部員にとって、家族の冷たい視線を背にバットケースを抱えて出て行く瞬間は辛い。「家族旅行はめったに行かないのに、草野球で九州ってなにごと?」との正論への対抗手段は黙秘権の行使のみである(「弁護士・家庭人である前に野球人であれ」との某選手の名言は、グラウンド以外で受け容れられることはない)。
 しかし、一歩外に出てしまえばこっちのもの。全国には10年越しのライバルが散らばっており、その因縁の深さは3年間で卒業してしまう高校野球の比ではない。
 何度も煮え湯を飲まされた東京の御子柴投手に一矢報いるまではユニフォームを脱げない部員もあれば、2年越しで2打席連続本塁打を浴びた神戸の佐々木選手をキリキリ舞いさせることを夢見て今年も投げ続ける堀口憲治郎会員。ピッチャーに不可欠なランニングを一切放棄し、柔軟体操のみで最強東京打線と10年以上死闘を演じ続けるエース畑中隆爾会員。皆、積年の熱い思いを胸に、今年も全国を飛び回る。
 野球部では、随時、部員を募集している。グラウンドで一喜一憂したい方は、熱血永世キャプテン長谷山尚城会員までご連絡を!
(会員 武藤 一久)

備えてあんしんローゴヨーイ・ドン!

編集後記
 私の文庫本でのアジア歴史の旅も、いよいよ20世紀に入りました。列強による植民地支配と革命の時代です。
 しかし、現在のアジア諸国を眺めれば、西洋文明を取り入れながらも、したたかに自国の文化を繁栄させています。注目すべきは、中国とインドです。21世紀、アジア諸国が世界の中でどのような役割を果たしていくのか、まだまだ旅は終わりません。
デスク 國村 武司  1面担当 市川 統子
長谷川篤司
 2面担当 勝俣  豪
     3面担当 常磐 重雄  4面担当 糸井 淳一

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