横浜弁護士会新聞

2010年4月号  −4− 目次

横浜法曹スキー同好会 蔵王温泉を満喫
 横浜法曹スキー同好会では、2月11日から2月14日まで山形県蔵王スキー場に行ってきた。
 2月の割には比較的天候に恵まれ、毎日多少の雪はふるものの寒すぎることもなく、3日目には蔵王山頂からの雄大な景色を眺めることもできた。
 ハイシーズンの連休という日程にもかかわらずスキー客は少ない。リフト待ちはほとんどなく、ゲレンデの混雑もない。人で溢れたバブルのころのスキー場を知る者としては隔世の感があるが、快適さ半分、寂しさ半分というところである。
 そして、蔵王にも外国人が増えていた。中国人や韓国人のスキーヤーも多く、ロープウェー乗り場では樹氷を見に来た観光客の話す外国語が飛び交っていた。ニセコと同様、日本人客の減少を外国人客で補っているのであろう。
 蔵王は温泉地としても有名である。宿泊した蔵王国際ホテルには素晴らしい露天風呂が備わっており、参加者はスキーやスノーボードの疲れを温泉で癒していた。
 今回は、ベテランが不参加の反面、小さな子供を伴った家族連れの参加者が多く、世代交代を感じさせた。大広間での宴会も幼児が走り回り家族的雰囲気に包まれていた。
 最近のスキー場は空いています。カービングスキーはターンも簡単です。昔滑っていた方は、ぜひ復活しましょう。家族連れの方も大歓迎です。参加をお待ちしています。
(会員 安田 英二郎)

キャンバス・アバウト展 開催
 昨年12月14日から20日まで、中区吉田町の「みつい画廊」において、横浜弁護士会美術同好会のグループ展である『キャンバス・アバウト展』が開催された。毎年1回開かれているもので、今回ではや17回目になる。
 同好会のメンバーも、ますます円熟味を増す一方のベテランから、熱意溢れる新人まで、総勢28名となった。
 メンバー各自が、1年間かけて、題材を求め、画材を選び、色やタッチに試行錯誤を重ねながら、伝えたかったもの。その成果が一堂に展示されている様は、観る者全ての心を奪うものであった(と信じたい)。
 興味深いのは、良く知るメンバーであっても、描いた作品を目にするたびに、今まで気付かなかった印象や人間性のようなものを感じることだ。新人であれば、その人の内面に少しだけ触れたような親近感を覚える。
 ところで今回は、前回までお世話になった「本町画廊」が閉店となったのに伴い、第1回目の展覧会が開かれた「みつい画廊」に会場を移しての開催となった。弁護士会館から遠くなった分、来観者が減少するのではないかと危惧されたが、多くの方に観に来て頂いたことに、この場を借りてお礼申し上げたい。
 過去の出品作のうち数点が、弁護士会館1階の相談室に掲示されているので、そちらもご覧頂き、このくらいなら自分でも、と思われた方は、ぜひ美術同好会に入会して頂きたい。当会会員、他会会員、会員の家族、事務職員、どなたでも大歓迎です。描くことの楽しさを一緒に味わいませんか。
(会員 中村 俊規)

新人弁護士奮闘記 赤から灰色へ
新60期 会員 池田 耕介 
 最近、弁護士になってやっと3年目を迎えることができました。私の名刺整理用のフォルダーもちょうど3冊目に入ったところです。今から約3年ちょっと前、私が修習生になったかならないかくらいの頃、私は外国製の文房具を置いている都内のとある店に何か必要なものはないかと立ち寄ったことがありました。
 そこに手の平より少し大きいくらいの真っ赤な革製のフォルダーがありました。1頁に3枚の名刺を入れることができるものでした。「そういえば名刺も貰うだろうから、これ必要かな」と思い、何気なくそれを買いました。必要性からというより、鞄の中に入れておいたらお洒落だろうくらいの軽い気持ちだったと思います。
 ところが、社会人というのはとにかく色々な名刺を頂くんですね。修習生の頃は、十分と思っていたその真っ赤なフォルダーはあっという間に一杯になって、現在では1頁に名刺が10枚入るフォルダーを使っています。よくオフィスにありそうなプラスチック製のグレーの大きなフォルダーです。これを買ったところを見ると自分も遂に社会人になったのだなとしみじみと感じます。今は無き関内さくら通りのオフィス・デポで買ったことも哀愁を誘います。
 事務所のボスや諸先輩方からは、人付き合いの大切さを教わります。意外だったのは、僅か2年ちょっとの間に学生時代の友人、知人やそれらの人々の紹介で仕事をすることが何度かあったことでした。近いところでは会社を始めた中学以来の友人、遠いところでは草野球チームの友人のお母さんの友人など、様々です。
 自分の周囲の人々の身近な法律問題にも関われることは横浜弁護士会に来て良かったと思う瞬間でもあります。このやたらと大きな名刺入れを一杯に出来る日もそう遠くなさそうです。何事も経験。このフォルダーと共に経験も積み上げていけるように頑張りたいと思っています。

備えてあんしんローゴヨーイ・ドン!

編集後記
 私が入会した当時の会員数約500名、現在は1000名超。先輩はともかく後輩の名前を覚えることが出来ません。そういう中で最近感じるのは電話応対の失礼な若手弁護士のいること。丁寧な日本語を使うことの出来ない1年目や2年目の弁護士がいる。ああいう応対を依頼人や相手に対してもしているのでしょうね。怖いですね。ボスは知っているのでしょうかね。
デスク 安田 英二郎  1面担当 両角 幸治  2面担当 堀之内和英
     3面担当 田淵 大輔  4面担当 風間 靖教

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