横浜弁護士会新聞

2010年3月号  −4− 目次

私のホビー 53 「別世界」に魅せられて
会員 冬木 健太郎
 私がスキューバ・ダイビングを始めたのは、たかだかこの1年余のことである。既に会員数が1000名を超えた当会の新聞内で、このような記事を書くのも気恥ずかしいのであるが、面の皮に免じて、お許し願いたい。
 さて、スキューバ・ダイビングの魅力とはなにか。スキューバ・ダイビングは、地上では味わうことができない、「別世界」を経験できることが魅力だ。目の前で大きな魚が群れを作っている姿は圧巻であるし、海底にひっそりと暮らしている小さな魚はとても可愛らしい。ある時は空を飛んでいる気分になって、両手を広げながら泳ぐこともあるし、別の時は冒険家になった気分で、狭い洞窟に懐中電灯を持って入っていくこともある。
 また、海に潜っていると、自分が吐いた息の泡までもが美しく見える。このようなことは、地上ではとても味わえないだろう。
 ダイビングは、海を潜り終えた後も楽しい。潜り終えた後、ログ付けといってその日の体調や海の状況などを記録するのであるが、併せて、魚図鑑等を参照しながら、その日見た魚を記録する。私はダイビングがきっかけで、魚にも興味を持つようになった(実は、私は、普段、仕事鞄の中に魚図鑑を隠し持っていて、電車などでそれを眺めている)。
 今では、だいたい月に1回、伊豆の海に通っている。日帰りで通えるので、忙しい弁護士にもお勧めのダイビングスポットである。
 ダイビングをしたことのある先生もそうでない先生も、今度是非一緒に伊豆に行きましょう。

新人弁護士奮闘記 まだまだ新人です
60期 会員 竹内 裕惠 
 弁護士になって、ようやく3年目を迎えました。その折、「新人弁護士奮闘記」の執筆依頼を受け、「新人弁護士」という理由で「奮闘」したことって何だろうと、自分の2年間を振り返ってみました。
 経験が少ないから仕事がうまくいかない、時間がかかる、といったことは当然ありましたけれど、それらは努力でカバーすることも可能です。よくよく考えてみると、最も「奮闘」させられたのは、依頼者の視線に対してでしょうか。「先生、おいくつですか?」という質問(すなわち、あなた弁護士何年目?という疑問)や、「お若いのに合格されてすごいわ」という言葉(すなわち、頼りなさそうだけれど大丈夫?という不安)など、新人弁護士という理由で受けなければならない試練は、依頼者から与えられたものでした。
 では、依頼者の疑問にどのようにこたえればいいのか?年齢や経験年数を詐称しても意味がありませんので、やはり仕事の内容で納得してもらうほかありません。時間をかけて信頼関係を得られるよう「奮闘」する毎日です。
 弁護士になって「先生」と呼ばれるようになりましたが、最初の1か月間はものすごく落ち着かない心持ちでした。その後は「先生」と呼ばれて振り返れるようにはなりましたが、私のことを「先生」と呼んでくださる方は、ほとんどが私より目上でかつ社会経験豊富な方です。このことを思うと、依頼者の私に対する疑問や不安は、私に大事な事件を任せていることの裏返しではないかと感じます。だとすれば、依頼者の視線は「奮闘」すべき試練ではなく、新人弁護士にかけてもらえた期待のあらわれなのかもしれません。
 いろいろと2年間を振り返ってきましたが、今後も周囲の期待に応えられるよう、「新人」でなくなっても頑張りつづけたいと思います。また、今までは事務所の諸先輩方やスタッフに助けられてばかりでしたが、微力ながら貢献できるようになれば、それは一人前の弁護士になれたということかな、などと考えています。

法曹テニス初打会 新春のテニスは大盛況
 1月17日、横浜法曹テニスクラブの初打会が杉田ゴルフ場テニスコートにおいて開催された。同クラブでは、定期的に練習会や試合等を行っており、初打会は毎年恒例のイベントである。今年は、当会会員やその家族の外、裁判官、調査官、事務官、他会所属弁護士、修習生等の総勢91名が参加して、近年で最も盛況な会となった。
 当日は好天に恵まれて、寒さを吹き飛ばすような熱戦が繰り広げられた。好プレーのみならず時折みられる珍プレーにも歓声が上がり、和気あいあいと皆がテニスを楽しんだ。
 試合は、ダブルスのトーナメント方式で、レベルに応じたA、B1、B2、Cの4各クラスに分けて行われた。結果は、Aクラスでは、全国法曹テニス大会での優勝経験者である横山宗祐弁護士(東弁)が藤本健一弁護士(二弁)とペアを組み、実力を発揮して大方の予想通りに優勝した。また、B1クラスでは、渡辺亨弁護士(東弁)と藤田章弘会員のペアが、B2クラスでは、高原千賀子さんと鈴木かほるさんのペアが、Cクラスでは、久保貴紀裁判官と川口敦士修習生のペアが優勝した。 
 ちなみに、筆者は、川島俊郎会員(ボス弁)とペアを組みAクラスで出場して、1回戦は0−3からまくった(勝った)のだが、2回戦は逆に3−0からまくられてしまった。来年はもう少し勝ち上がれるように、もっと練習しようと思っているのだが、思うだけで実行に移されないのも毎年恒例になっている。
(会員 上升 栄治)

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編集後記
 人のつながりを示すネットの検索エンジンで自分の名前を入れて検索したところ、全く面識のない有名人とつながりがあるかのようになっていました。悪い気もしないので、このままにしておこうと思う私は広報委員としては失格でしょうか。
デスク 大和田 治樹  1面担当 奥園 龍太郎  2面担当 三橋  潔
     3面担当 千歳 博信  4面担当 城田 孝子

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