裁判所庁舎建替問題対策特別委員会 委員長 奥山 壽 |
現在の横須賀支部は田戸台の風光明媚な場所にあるものの、庁舎の老朽化が進んでおり、しかも深刻な耐震構造上の問題も抱えている。また、エレベーターもなく、最寄の駅には各駅停車しか止まらず、かつ高台に位置していることから交通の便も悪く建替え及び移転が必要といわれていた。 |
このような中、横須賀市において新港埠頭地区に用地を準備して裁判所移転の誘致がなされた。当会も平成19年12月会長声明で建て替え移転を要望し、同20年12月横須賀で開催された首都圏弁護士会支部サミットにおいても宣言がなされ、これらの要望に沿う形で、同21年4月新港埠頭地区に移転が決まった。 |
移転先である新港埠頭地区は、京浜急行横須賀中央駅から平坦な道を横須賀新港に向かって徒歩約10分の場所にあり、法務局等公的機関が集中することとなるので、利便性、アクセスとも以前よりもずっと改善されることが期待される。 |
移転時期は、本年1月の裁判所からの報告によると、本年度予算に概算要求され、可決された場合、平成22年、23年の二箇年で工事を実施する予定となっている。これまでの平成25年までに行うとの予定より早まり、平成24年には新庁舎での業務が開始されることが見込まれる。 |
基本設計プランでのゾーニング案では、1階簡易裁判所、2階家庭裁判所、3階地方裁判所・事務局、4階法廷となっており、平面図は予算成立後提示される。予算成立が待たれる。 |