横浜弁護士会 会長 岡部 光平 |
新年あけましておめでとうございます。 |
新しい年を迎えて、昨年頂きました皆様方の温かいご厚情に感謝いたしますと共に、相変わらずの厳しい経済環境に鑑みて、私たち弁護士業務も心新たに厳しい舵取りを求められる一年であるとの認識をいたしております。 |
昨年は、裁判員裁判及び被疑者国選の拡大に向けた対策に翻弄されましたが、いずれの制度も会員皆様のご協力により無難な船出ができました。今年は、それらの各制度の定着に向けた活動と検証が主な業務となりますので、その充実に向けたたゆまぬ努力をしていきたいと考えております。 |
また、当会は、昨年末で会員数1120名を超える大きな単位会となりました。当会は、大単位会としての責務として昨年開設しました都市型公設事務所「弁護士法人かながわパブリック法律事務所」と一体となり、神奈川県内の弁護士過疎といわれる自治体への法的サービスの充実、そして司法過疎の解消に向けた活動を展開していきたいと考えております。 |
さらに、本年の四月からは、県内の中小企業の事業支援を法的サービス面でより充実させるために「中小企業法律支援コールセンター」の開設が予定されています。そこでは、相談窓口の設置、商工会議所などの業界団体との連携などが予定されており、益々会員の皆様のご協力を仰ぐ必要があります。 |
以上のように当会が直面する課題は様々ですが、県民の皆様及び会員の皆様からの忌憚のないご意見を頂き、よりよき法的サービスの充実に向けた弁護士業務の運営を図りたいと考えております。 |
本年もよろしくお願い申し上げます。 |