5月30日、当会会館にて、「平成21年度横浜弁護士会春季囲碁大会」が開催された。優勝者に贈られる高柳馨常議員会議長杯をめぐり、会員10名及び特別参加者1名が参加した。この大会は、幹事会の定めたランク表をもとにランク差に応じたハンデを課した上で個人戦4局を打ち、優勝者を決める。 |
対戦の組合せは、基本的に実力が伯仲する者同士で行なうが、ランクが離れていても上手にはハンデが課せられるので、どの対局も白熱していた。勝敗の似た者同士が対局していった結果、優勝は、特別参加した筆者、2位は谷正昭会員、3位は奥山壽会員ということになった。今大会は、例年に増して大混戦であった。4局を終えた段階で4人が3勝1敗と並び、最終的には勝敗を点数計算する「スイス方式」により順位が確定した。 |
対局を振り返ってみると、筆者は、木村和夫会員、柴野眞也会員、徳永勝会員、奥山壽会員の順で対局した。完敗した第3局目は、徳永勝会員の機敏な打ち回しに終始リードを広げられ打つ手がなかった。他方、その他の対局も勝利はしたものの最後まで気の抜けない難しい対局ばかりであった。今回の優勝は「棚からぼた餅」のようなもので、優勝杯に見合う実力を持てるよう努力していきたいと思う。 |
また、大会では、対局中の緊迫した「手の読み合い」もさることながら、対局後の検討も楽しみのひとつである。相手が形勢をどう読んで打っていたのかが分かったり、山場だった場面を打ち直してみたりと、とても勉強になる。そして会員の方々との交流も一層深めることができる。 |
次回は紅葉の季節に開催される。囲碁に興味のある方はぜひ大会にご参加ください。 |
(横浜弁護士会職員 三浦 隆志) |