3月28日夕刻、マイタウン法律事務所にお邪魔し、所長である勝俣豪会員と公私ともにそのパートナーである野口真寿実会員にお話を伺った。 |
同事務所は平成16年10月、勝俣、野口会員(共に53期)の2名が二俣川に設立した事務所である。現在は旧60期の柳下、伊藤会員を加え、弁護士4名と事務スタッフ3名の7人体制となっている。さらに事務スタッフ1名、61期の弁護士1名程度を採用予定とのことであり、若さ溢れるメンバー構成となっている。 |
執務室に入るとまずその静かさに驚かされた。執務室においては、弁護士、事務局とも仕事に集中できる環境づくりが重視されている。PCサーバーによるファイルの共有化、債務整理や管財事件を処理するためのデータベースやスケジュール管理ソフトの活用等、一般的なOAシステムは積極的に導入し活用している。 |
事務局含め、事務所のメンバー間の連絡にはメッセージ送受信ソフトを利用し、各自の仕事の集中の妨げにならないよう配慮している。 |
例えば、新人弁護士が起案を完了し所長の承認を得る場合、起案を紙で提出するのではなく、PDFファイルを作成しサーバー上に保存する。その旨メッセージ送信ソフトで送信しておくと、所長が空き時間を作り、PDFファイルを参照し添削する。添削を完了すると返信するといった具合である。 |
マイタウン法律事務所は相鉄線二俣川駅至近のビルの3階に事務所を構えている。依頼者はタウンページやホームページにより事務所を知り、事務所へ電話を架けてくる地域の方々が中心である。そのため相談者にとって敷居の高い事務所にならないよう心掛けているとのことである。例えば弁護士費用についてはホームページ上に具体的に記載されている。また相談室には弁護士費用表パネルが置かれ、相談者が費用面での不安を持たないよう配慮されている。事務所の外観については目立ちすぎることのないようにしているとのことである。 |
現在、事件の種類としては債務整理や離婚、相続が多いとのことであった。現在の体制で適正な事件数を抱えているものの、将来債務整理事件が減少した場合にも地域の法的需要があるかは未知数とのことである。 |
二俣川で開所することは、裁判や会務のため関内に出向く際の移動時間のロスが大きく、弁護士にとって負担ではある。 |
しかし勝俣、野口両会員は旭区出身であり、旭区周辺の人が関内まで出向くことの不便さをよく理解していたことから、依頼者の利便性の方をより重視し、二俣川に開所したとのことである。 |
実際、旭区や瀬谷区等の地域の方々の法律相談が数多く入ってきており、数少ない二俣川の法律事務所として、地域の需要に応えるため事務所一丸となって奮闘中である。 |