昨年11月3日、4日両日に渡って第20回全国法曹サッカー大会が開催された。静岡・横浜の共催で御殿場「時の栖」を会場として北は札幌、南は九州選抜まで史上最多の15チームによる熱戦が繰り広げられた。
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横浜弁護士会FCは、まずは4リーグに分れた予選リーグで広島チーム、大阪第2チームに2連勝して得失点差で2位通過した。
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続く決勝リーグ初戦で宿命のライバル東京第2チームと準決勝進出をかけて激突した。創部10年来、公式戦では東京第2チームに勝利したことがない横弁FCは前半早々に右サイドからのセンタリングにFWがドンピシャリのタイミングで合わせて先制するも、その直後、東京の反撃にあい、相手FWの個人技でスペースのないところからシュートを決められ同点に追いつかれた。
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その後は一進一退の緊迫したゲームとなり同点のままPK戦へ突入。横弁FCはGKの2本連続のスーパーセーブで相手のPKを止め、PK2−1で準決勝へ進出。最高の形で大会1日目を終了した。
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その晩のチームの盛り上がりも史上最高。なんといっても創部10年来の目標だった東京第2チームからの勝利。創部メンバーとして喜びはひとしおだ。
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懇親会では予選リーグの各試合のゴールシーンハイライトの放映を目玉に全国各地のサッカー好きと杯を汲み交わし、楽しい時間を過ごした。
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大会2日目、初の決勝進出をかけた準決勝の相手は若手中心の東京第1チーム。前々回の京都大会ではこの東京第1チームとは引き分けており、決勝進出に向けていやがおうにも期待が高まる。
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前日の東京第2チーム戦に続き緊迫した試合展開となったが、相手のフリーキックがDFの足に当たってコースが代わるというアンラッキーな形で失点を許し、その後は横弁FCは最後まで反撃するも健闘むなしく0−1で勝利を逃した。
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3位決定戦では名古屋チームと対戦し、スコアレスのままPK戦となったが惜敗し、横弁FCは4位という結果で大会を終了した。
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近時、全国でチーム数が増え、またそのレベルも急激に上がっている中で、若手とベテランが和気あいあいと全員サッカーを行なった末のベスト4という横弁FCの成績は誇れる最高の成績であったと思う。
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なお、決勝は別の予選リーグを勝ち上がり、名古屋チームをPK戦で破っている大阪第1チームと東京第1チームとが対戦。大阪第1チームが2−2の末のPK戦を制して優勝した。また、札幌チームには当会から任官した阿部雅彦裁判官も参加し、元気なプレーを見せていた。
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抜けるような晴天と富士山が見守る中、素晴らしい週末を過ごせたことを部員のみんなに感謝したい。そして、来年こそは優勝を目指して、今後も楽しくサッカーを続けていきたい。
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(会員 井上 泰) |