-会長就任おめでとうございます。現在の心境をお聞かせ下さい
会長という大役に身震いするような気持ちでおります。会長に面と向かって苦情を言ったり、苦言を呈したりする方が意外と少ないように思えますので、自分から気持ちを引き締めていきたいと思います。 |
-それは山本会長が怖いからではないですか(笑)
そんなことはないと思いますよ。私はやさしいですよ(笑) |
-今年度の執行部は、どのようなことに取り組もうとお考えですか
まず2009年に実施される裁判員制度、被疑者国選の範囲拡大への準備をしなければなりません。2007年問題と呼ばれる修習修了者の大幅増員を乗り越えることも重要です。また、会務負担の公平化という観点から会務のポイント制を実現したいと考えており、そのための会員集会を9月に臨時総会を12月にそれぞれ予定しております。 |
-会務のポイント制とは?
会の活動をポイント化して一定数に満たない会員には負担金を払ってもらい、会に貢献していただくというものです。 |
-裁判員制度等の実施は2年先ですが
既に準備が始まっておりますが、被疑者国選の範囲拡大に伴う担当者不足の解消は喫緊の課題だと思います。 |
-2007年問題では多くの修習修了者が就職できない可能性が指摘されていますが
弁護士の雇用の方法についても、これまでのイソ弁方式のみならず、最近話題のノキ弁や福岡弁護士会の会員から提案されている弁護士里子制度など多様な観点から検討する必要があると思います。 |
-弁護士里子制度とは?
里子である新規登録弁護士を、里親であるベテランの弁護士が、外部から業務全般にわたって指導をするというものです。 |
-将来の弁護士・弁護士会像についてお聞かせ下さい
弁護士の数が増えることについては悲観的に捉える必要はないと思います。これまで弁護士が関わらなかった領域に弁護士が関与するようになることは法の支配の理念からも良いことです。
弁護士会の役割も弁護士数増加に伴って拡大していくと思います。先ほどの会務負担公平化の施策はそのための第一歩です。 |
-趣味の話をお聞かせ下さい
昔から絵を描くのが好きです。今年は描く時間がとれそうにないのが残念ですが、来年の会長任期全うの暁には、当会の美術同好会仲間とスペインへ作品制作旅行に行く予定ですので、今から楽しみにしています。 |
-県民へのメッセージはありますか
当会の様々な制度は県民の支えがなければ成り立たないものです。会に対するいっそうのご理解をお願いしたいと思います。 |
-最後に会員に対して一言
当会のことをもっと好きになって下さい。いろいろな形で会に関わって欲しいと思っています。 |