横浜弁護士会新聞

2007年1月号  −4− 目次

日弁連野球決勝大会 横弁野球部奮闘 全国3位に食い込む
 昨年11月19日〜21日、北九州市民球場において第26回日弁連野球全国大会決勝大会が開催された。予選を勝ち抜き切符を手にしたのは、北から仙台、埼玉、東京、横浜、名古屋、大阪、神戸、北九州(開催地枠)の8チーム。わが横浜マリナーズは、第13回横浜大会、第20回名古屋大会に続き6年ぶり3度目の出場だった。
 今大会は雨に泣かされ21日の予備日を使う日程となり、選手達は、野球をとるか仕事をとるかの厳しい選択を迫られたが、全員の熱き思いにより、熱戦を繰り広げることができた。まずは選手達に感謝したい。
 わがチームは、1回戦、強豪の大阪チーム(過去2回優勝)を7対2で破り、準決勝で大本命の東京チーム(過去18回優勝)に1対3で惜敗し、3位タイという結果であった。しかし監督の目から見て、東京戦は実質の決勝戦と位置づけても良い、素晴らしい試合となった。東京は剛腕御子柴投手、横浜は満を持して小さな大エース畑中投手の先発で、息詰まる投手戦。ちょっとしたミスにつけこむ東京、御子柴投手の豪速球をどうにか攻略しようとする横浜打線、両ベンチ、観客、見ている誰もがしびれる試合となった。惜しくも決勝に駒を進められなかったが、全員野球と一生懸命粘るというチームカラーを存分に出せた試合だった。
 思えば今年のマリナーズはよく練習した。毎土曜日、4〜6時間もグランドにいた。練習は嘘をつかず、ベテラン若手一丸となった野球ができるようになった。試合に出られない選手達も腐らず参加し、隙あらばという競争心も芽生えた。予選大会を含めて、「数は力なり」(横浜の伝統にしたい)ということを改めて強く感じた1年だった。
 既に選手達は、来年(決勝大会は熊本で開催)に向けたトレーニングに入っている。各地区のチームも全国大会に照準をあわせ鍛錬している。日々怠ることなく今まで以上の練習をこなし、来年こそ全国制覇して、選手達と美味しい酒を飲みたい。
(横浜マリナーズ監督 岡部 光平)

支部便り
川崎支部 会員 安藤 肇
支部会員数の増加
 川崎支部は川崎市内に事務所登録する弁護士で構成されています。昨年10月5日現在、川崎支部登録弁護士は82名で、その人数は地方の中小規模単位会と同じくらいです。かつては会員数増加が微弱でしたが、ここ数年は新規登録会員、東京など他地域からの登録替え会員等が増え、毎年増加の傾向にあります。増加に伴い、会員の支部行事への参加数も増えています。毎年1回、裁判所、検察庁と法曹三者協議会が行われますが、昨年12月の同協議会には、支部会員の4割が出席するという状況になっています。
 また、川崎支部では、支部会館の設置を受け、同会館を中心に独自の活動もしています。日弁連ライブ研修の聴講、各種研修会の開催等が行われています。
裁判所との協働
 裁判所との関係も良好です。川崎支部で簡易管財を導入するにあたっては、40期後半以降の若手会員を中心に裁判所と定期的に協議会を開催しました。「失敗をさらけ出そう」「失敗を共有して改善しよう」をモットーに協議を重ねた結果、簡易管財が定着しました。
 現在は成年後見制度等、家庭裁判所の制度を市民にもっと利用しやすいものにするため、簡易管財導入の際と同様の哲学の下、若手会員を中心に家裁懇が定期的に行われ、徐々に成果を挙げつつあります。
開かれた支部へ
 また、昨年より支部定時総会終了後に市内の他士業の長を招き懇親会を行ったり、川崎市の市議会議員との協議会で情報交換を行ったりしており、開かれた支部を目指しての活動を始めています。成果の方は未知数ですが、市民と支部会員の双方に有益なものに発展することを期待してなりません。

横浜法曹対抗 ソフトボール大会 in横浜スタジアム 弁護士会3連覇を飾る
 昨年11月26日、恒例の横浜法曹対抗ソフトボール大会が横浜スタジアムにて開催された。
 弁護士会は初戦で修習生と対戦。2回で1対7と6点リードを奪われる展開にまさかの敗退かと思われた。しかし徐々に点差を詰めると、5回、満塁の場面で満を持して木村良二会長が代打で登場。日頃ゴルフで鍛えた見事なスイングから、強烈な打球は飛ばなかったものの、気圧された修習生が四球を与え、押出し。これで流れを掴んだ弁護士会が大逆転し、結局16対9で勝利した。
 決勝戦は検察庁を9対7で下した裁判所との対戦となった。初回、弁護士会は紅一点小川育子会員の痛烈な安打を口火に3点先制。堅い守備で相手に付け入る隙を与えず、最後は吉田正穂会員が左中間の大飛球を好捕し、7対1で勝利、見事3連覇を飾った。3位決定戦は、空気を読みきれなかった修習生が11対4で検察庁に勝ってしまった。
 試合後の懇親会では、各チーム代表から喜びや悔しまぎれのコメントがきかれた。スタジアムのホームベース側で試合をすることを何よりの願いとしていた裁判所は、目標を達成するとともに勝利まであげて、望外の喜びといった風情であった。他方、4位に終わった検察庁は、来年の異動で野球経験者を多数獲得する旨宣言するとともに、その場で有力修習生の勧誘も始め、早くも来年への戦略に乗り出していた。何はともあれ、秋のひととき、法曹が無邪気に親睦を深めるよい1日となった。
(会員 池本 康次)


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編集後記
 あ、この人どこかで見たことがある気がする、と思うことが多くなった。30何年生きていると、実はもう、人の顔のひととおりのパターンに出会っているのかもしれない。別に根拠はない。(畑中隆爾)
デスク 渡辺  穣   1面担当 渡辺  穣   2面担当 本多 麻紀・須藤 由理
      3面担当 早川 和孝   4面担当 畑中 隆爾

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