横浜弁護士会新聞

2006年11月号  −4− 目次

新人弁護士奮闘記
小さなものも見逃さず
57期 会員 竹中 啓介
 私の勤務する事務所は相模原支部にあり、周囲には住宅地や商業地が広がっている。
 そんな環境のためか、扱う事件の種類も豊富である。
 日中は法律相談や法廷に費やし、日が傾きかけた頃に接見に行き、空いた時間を使って起案をするのだが、書面提出期限が迫る時に限って津久井警察署の当番接見依頼のファックスが入る。涙目でバスに揺られながら、津久井湖に写る湖畔の明かりをぼんやりと眺めるような、そんな毎日を送っていた。
 以前は週に1回ほど柔道をしていたのだが、だんだんと足が遠のき、かと言って他に趣味もなく、週末はひたすら寝て過ごすようになった。そのような生活が続くと、意欲も低下してくる。「なにか趣味をつくらなければ、いずれ仕事にも悪影響が出てしまう」という危機感に突き上げられたとき、隣席の同僚が、恍惚としてデジタル一眼レフカメラをいじっている姿が目に入った。
 「これだ」
 その同僚に付いてきてもらい、ついに私もカメラを購入。その日から夢中でシャッターを切り始めた。庭の花や近所の神社の境内、少し足を伸ばしたところにある緑地や遠くの街並みなどをとり続けていると、清々しい気持ちになってくる。
 カメラを使い始めて、ものを見る目が変わった気がする。今まではただ通り過ぎてきた何でもない街角にも、秘かな美しさが感じられる(ような気がする)。小さなものも見逃したくない。仕事にも、このような姿勢で取り組みたいと思う。

私が勧めるあの店この店
会員 佐藤 進一
 横浜地家裁横須賀支部は、京浜急行県立大学前駅からアクセスするのが距離的には一番近いのですが、この駅周辺にはあまり飲食店がなく、また、横須賀中央駅からアクセスする場合には、駅からバスやタクシーを利用する方が多いようで、裁判所への途中で下車して飲食店に寄られる機会はあまりないと思われます。
 そのため今回は、横須賀中央駅周辺で食事をしてから裁判所に行く、または帰りに立ち寄ることを前提に、同駅周辺のお店をいくつかご紹介したいと思います。
 さて、横須賀といえば「海軍カレー」という方も多いかと思われますが、元祖よこすか海軍カレーの(1)魚藍亭や、昨年オープンし、物産品も扱う(2)横須賀海軍カレー本舗などはいかかでしょうか。また、海軍カレーを標榜してはいませんが、昭和46年からやっている老舗の(3)ベンガルもカレーの王道といったスタイルで、美味しくお勧めです。
 麺類ですと、(4)うどん工房さぬきは、立ち食いスタイルとはいえ、本格さぬきうどんが1杯105円からで、トッピングも豊富に楽しめます。駅からすぐですので、時間がない時などにも便利です。ラーメンでは、(5)支那そば屋が、昔風の醤油ラーメンか塩ラーメンで評判です。パスタなら駅から5分ほど歩きますが(6)ラ・トラナスでしょう。小酒落れた内装の店内でいただく茹でたてパスタが実に美味です。同店の隣にある(7)葉づき茶屋は、「ふわふわ卵のオムライス」が有名な洋食屋さんで、夜は創作フレンチのビストロになります。
 中華は(8)寿楽のチャーハンとワンタンスープのランチセットが大食漢の方にも大満足でしょうし、和食ですと、(9)九十九の6種類のネタが乗る海鮮丼が絶品です。
 なお、店舗が多くて紹介仕切れないのが残念ですが、横須賀中央駅隣の(10)モアーズシティには、和・洋・中と多くの飲食店が入店しており、距離的にはこちらが最も近く便利です。
地図

横浜弁護士会野球部全国大会出場を決める〜日弁連野球大会予選〜
 日弁連全国野球大会の予選が開幕し、横浜マリナーズは2連勝で6年ぶりとなる全国大会出場を決めた。
 初戦は、岐阜県弁護士会と対戦。横浜は、初回、3番安達信のゴロの間に1点を先制すると、2回に3点、4回に4点を追加、5回には6番糸井淳一、7番阿部泰典の連続三塁打でダメを押し、岐阜が誇る好左腕幅投手から計10点を挙げた。投げては、予選初先発の堀口憲治郎が4回を1安打無失点と安定した投球を見せると、エース畑中隆爾も後半3回を無安打に抑える貫禄のピッチングを披露。10対0で完勝した。
 これで勢いに乗った横浜は、全国大会出場を懸け新潟県弁護士会と対戦。打線が2回に4番上山智之のレフト前ヒットを皮切りに打者一巡の猛攻で5点を挙げれば、岐阜戦に続き先発した堀口も5回2死まで新潟打線をパーフェクトに抑え込む力投で新潟に付け入る隙を与えなかった。6番糸井の三塁打2本、5打点を挙げる活躍もあり、横浜は、昨年まで3年連続で苦杯をなめさせられた宿敵新潟を8対2で下し、悲願の全国大会出場を果たした。
 マリナーズは部員数40人を超える大所帯で、激しいポジション争いの中、毎週5時間にも及ぶ猛練習をこなしてきた。予選で好投した堀口などエース畑中に続く投手も現れ、西村隆雄、河合秀樹の両投手も元気だ。2日間で3試合を戦う全国大会への備えも万全。横浜旋風を巻き起こせるか! 日弁連全国野球大会は11月19日から北九州にて行われる。
(会員 池本 康次)
9月10日 岐阜戦
岐阜
0
0
0
0
0
0
0
0
横浜
1
3
0
4
1
1
×
10
10月9日 新潟戦
新潟
0
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0
2
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横浜
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5
1
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2
0
×
8



いろいろな相談にお応えします。
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編集後記
 ときどき、今が秋なのか冬なのか季節がわからなくなることありませんか。太陰太陽暦の二十四節気によると、春は2月4日(立春)、夏は5月6日(立夏)、秋は8月8日(立秋)冬は11月8日(立冬)からになるようです。太陰暦によると暦の四時の末の月からということで春は3月から、夏は6月から、秋は9月から、冬は12月からのようです。
デスク 栗田 誠之   1面担当 山田 一誠   2面担当 久保 義人
      3面担当 池本 康次   4面担当 岩田 武司

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