横浜弁護士会新聞

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2003年8月号(4)

 
会長杯争奪テニス大会 テニスでさわやかな汗を
 七月五日、藤沢市の湘南スポーツセンターで横浜弁護士会長杯争奪テニス大会が開催された。「梅雨の晴れ間は日本晴れ」という通り、当日はさわやかな日本晴れで、絶好のテニス日和。大会に参加した三四名は活躍の場を日頃の「コート」から「テニスコート」に換え、さわやかな汗を流した。大会のクラス分けは、いつも通りのA(上級者)B(中級者)C(初心者)三クラスだが、今大会から優勝カップが美しいブルーとゴールドのコンビの物に新調され、それが各クラスの優勝ペアに一つずつ手渡されるとのことで、参加者の士気も大いに盛り上がった。
 いずれのクラスも大激戦になったが、結局、この激戦を制したのは、Aクラスが小林(雅)・茆原ペア、Bクラスが立川親子ペア、Cクラスが宮澤・本田(正男)ペア(敬称略)。各優勝ペアは惜しくも敗れた参加者の羨望のまなざしを背中に受けつつ、真新しい優勝カップを持ち帰った。
 なお、この価値ある優勝カップは各事務所に飾ることが義務づけられているそうなので、事務所で見かけた時はぜひその美しさを確認して下さい。
 テニスでさわやかな汗を流した後は、野村正勝会員の行きつけのお店でお待ちかねの懇親会。こちらの方も二〇名以上が参加し、料理よし、店の雰囲気よし、参加メンバーよしの三拍子が揃って、大会の結果などを振り返りつつ大いに盛り上がった。
 このように大盛況で幕を閉じた会長杯であったが、今大会で惜しむらくは女性の参加者が少なかったこと(総勢二名)。一部の参加者(独身・男性)から声が上がっていた通り、老若男女を問わず永く楽しめるのがテニスの魅力。男性がどんなに頑張っても、やはり女性がいなければ「さわやかなテニス」にも限界がある。最近、仕事・プライベートにふと疲れを感じているあなた、たまにはスポーツでさわやかな汗を流しましょう!!
(宮下京介会員)

私の修習日記
ヤミ金融被害の実態に触れて
第56期司法修習生 古川 裕子
 修習初日、修習先の茆原先生から渡され、読ませて頂いたのは、不当利得返還請求訴訟の準備書面。そして私の目に飛び込んで来たのは「貸金業規制法四三条違憲論」の文字。そんな争点あったかな?聞けばご自分で考えて主張しているとのこと。すごい先生の下に配属になったなというのが私の初めの感想だった。
 先生は商工ローンやヤミ金を初めとする悪質な金融業者の問題に取り組んでおり、上の準備書面もその一環だった。また先生は、消費者委員会の一員としてヤミ金融対策法制定に向け、政治家に立法の必要性を説明する、マスコミを通じて被害の実情を世間に知ってもらう、ヤミ金を一斉告発するなど、多方面からこの問題に取り組んでいた。
 テレビでヤミ金等の被害の実情は知っていたつもりだったが、先生の下で修習をして、こんなにひどいやり方で苦しめられている人がたくさんいるのかと驚く。また、以前より元気になった依頼者の姿を見ると、弁護士の仕事は依頼者の抱えている問題を良い方向に導く手助けの出来る仕事であり、その果たす役割の大きさを実感する。
 私自身はと言うと、執行異議等の起案を任せて頂いたが内容が薄く、先生に手を加えて頂いてどうにか出せる書面になるという始末…知識や経験が少ないということもあるだろうが、自分の事件としてきちんと受け止めていないからかも知れないと反省する。
 修習を通じて弁護士は現状に対して批判能力を持ち、道がなければ自分で切り開いていくような力が必要だし、知識の切り売りをするのではなく、人の苦しみを受け止め、弁護士としてどういう手助けが出来るのかを真剣に考えなければならないということを学んだと思う。
 残りの修習は先生から出来るだけ多くのことを学び、充実した修習を送りたいと思う。
(指導担当 茆原洋子会員)

横浜弁護士会 春季囲碁大会
 六月一四日、横浜弁護士会春季囲碁大会が参加者二二名で開催された。梅雨の合間の盛夏を思わすような天気にかかわらず、夏の甲子園のような熱戦が繰り広げられ、用意された飲料水は払底した。
 Aクラスは、初参加の上田耕生会員を含め一六名で争われたが、混戦で全勝が消え、植田薫会員が三浦修会員に勝てば優勝という最終戦は、勝敗の結果次第で優勝の目が残る鈴木質会員らが見守る中午後七時過ぎまで行われた。このところ分が悪く苦手意識が芽生えつつあった三浦会員は、序盤から植田会員のペースにされ、優勝にも関係ないことからこのまま行くかに見えたが、中盤巧みに裁き、終盤粘る植田会員の攻撃を凌ぎ切り、盤面七目で辛勝した。この結果、優勝鈴木会員、二位三浦会員、三位植田会員となった。
 Bクラスは、秋季大会に続き連続優勝を狙う松本幸男会員を一回戦で雪辱した筆者が波に乗り前回に続き全勝優勝した。二位には中野勇夫会員が四勝一敗と躍進し、三位は松本会員となった。
 今回からトロフィーがなくなり優勝者には豪華な副賞のみとなったが、白熱した戦いの合間に盤外での一局もあり、なかなか打つ機会のない会員には格好の腕試しの場になった。
 秋季大会も今回同様ハンディ戦ですので、お気軽に腕試しにぜひご参加ください。
(奥山 壽会員)

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編集後記
 世の企業では年功序列が崩れつつあるというのに、年功序列だけでデスクになってしまいました。校正会議での厳しいチェックに、ただただ感心しています。
 一方、能力主義に移行した企業では、査定の公正さが問われます。クリアな基準の確立が難しいなか、査定する側も査定される側も辛い状況です。
 そんななかで、シビアな能力主義から離れていられる場があることに感謝すべきかもしれません。
デスク 小沢 弘子 一面担当 伴  広樹 二面担当 狩倉 博之
三面担当 三川真由美 四面担当 大和田治樹

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