横浜弁護士会新聞

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2004年2月号(4)

 
実務修習はバイキング?
第57期司法修習生 湧田 有紀子
 今となってはものすごく昔のことのような気がする6月、私は実務修習のイメージを、不遜ながら「バイキング」のようなものだと思っていた。
 「美味しそうな」見学テーマが目の前にとりどりに並べられている中、時間の許す限り、自分の興味のままに色々な体験をつまみ食いすることができる場だという印象があったからだ。
 …まさかそれがここまでイメージ通りに的中するとは思っていなかったのだが。
 私が現在、弁護実務修習でお世話になっている横浜ランドマーク法律事務所には総勢6名の弁護士の先生が常勤している。
 その中の黒田和夫先生が私の指導担当であるが、修習開始のその日に、全員分のスケジュール表と共に「他の5人の仕事も見学していっていいよ」という有り難いお言葉を頂き、それに図々しく乗っかって、毎日好き放題に6人分のお仕事にお邪魔させて頂いているのである。
 何しろ、6名の先生方のご活動が非常にバラエティに富んでいるためスケジュール表は大変な豪華メニューで、今日はどれを頂こうかといそいそ箸を迷わせる心境である。
 修習生に人気の(?)国選弁護・強制執行手続はもちろん、少年事件、特許法事件、北海道との電話会議、ベンチャービジネスの事業拡張相談、果ては大規模詐欺事件の記者会見や、10代の少女からの家出プラン相談、事実は認めつつ法律構成で無罪を主張する刑事弁護などというものまであり、まさによりどりみどりの状態である。
 そしてまた、例えば法律相談ひとつ取っても、先生方それぞれの個性によって、料理法といおうか、話の運び方・処理の方法がまるで異なっているのを、見比べて実感できるというのも大変面白い。
 ランドマーク「バイキング」の満足度の高さは、タワーからの眺めの良さだけが理由ではないようだ。
(指導担当 黒田和夫会員)

 昨年11月7日、8日、全国法曹サッカー大会が福岡にて開催され、7回目の参加となった横浜弁護士会サッカー部「横弁FC」は、5年ぶりの3位という好成績を修めた。
 今大会では、全国6チームにソウル、マスターズを加えた8チームがトーナメント方式で優勝を争った。横弁FCは、実力ある57期修習生らが加わった上、メンバーも固定し、合宿に現役Jリーガーの後藤義一氏(横浜FC)を招いて指導を受けるなど、入念な準備を経て大会に臨んだ。
 1回戦の相手は、ここ毎年熾烈に下位を争ってきた宿敵京都。
 後半に佐伯昭彦、栗山博史のゴールが決まり、2−0で撃破した。
 2回戦は優勝候補の大阪戦。横弁FCGKを中心に持ち前のチームワークで奮戦したが、0−2で敗退、またも決勝戦進出はならず。
 3位決定戦の相手は、毎年惜しいところで優勝を逃してきた強豪名古屋。しかし、今年の横弁FCはここからが違った。相手エースをDF苑田浩之がイエローカードを受けながらも徹底的にマーク。佐伯、奥祐介修習生らが次々と得点を挙げ3−0で快勝し、3位となった。
 7年かけてようやくチームとして円熟してきた横弁FC。今年はもう優勝しかない。

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編集後記
 2月号の原稿締切・入稿は年末年始を挟み、紙面担当者は大変だと思います。当番弁護士も年末年始担当は大変ですよね。皆様、お疲れさまです。
デスク 小沢 弘子 1面担当 三川真由美 2面担当 伴  広樹
3面担当 狩倉 博之 4面担当 大和田治樹

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