似ているようでまったく違う

2025年03月21日白石　雅人弁護士

　私が弁護士になってから始めた趣味は、バイク、ゴルフ、旅行ですが、今回はゴルフについてお話します。

　ゴルフを始めたきっかけは、遠方にいる友人のところに遊びに行ったところ、やることがなくなったので、打ちっ放し練習場で遊ぼうとなったときからでした。以前のコラムでも言及しましたが、私は野球をしています。大きさこそ野球ボールの方が大きいものの高速で動くボールを打っているので、止まって全く動かないゴルフボールを打つなどあまりにも簡単すぎると考えていましたが、実際には違いました。野球は、多少打ち損じをしてもファールなら打ち直しができます。しかし、ゴルフは打ち損じをしようものなら、容赦なく１回とカウントされ、柵を超えればOB、池に落ちればウォーターハザードと、野球なら逆に得点になるような行為や打ち直しで済むような行為がすべて減点になります。そもそも、とりあえず遠くにかっ飛ばせばいい野球と、まっすぐ狙いどおりに飛ばさなければならないゴルフは、棒状の物でボールを遠くに飛ばすという点くらいしか一致しておらず、似ているようで全く違うスポーツだったのです。これまで、とりあえず当てて後は力で遠くに飛ばすというスイングをしていた私は、力をコントロールして正確に真っ直ぐ飛ばすことにかなり苦戦しました。

　しかし、野球と違うことが悪いことばかりではありません、野球よりも少人数で楽しめるので、人数を確保する必要がなく、友人同士でゆっくり話しながら楽しむことができます。また、私のように下手な初心者は、打ったら走る必要があるので、山道でなんどもなんどもジョギングを続けることになり、いい運動になります。ゴルフ場で食べる昼ご飯がおいしく、ついお腹いっぱい食べてしまっても、これだけ走りまわっていると気になりません。プレーが終われば、場所によっては湯船に浸かって疲れを癒せます。

　このように、楽しいことも多いのですが、ゴルフボールはまるで石のように固く、ドライバーで打ったゴルフボールが直撃すれば大変なことになります。広大なゴルフ場なら狙って打たなきゃ当たらないし、そもそも、狙って打つのが無理だろうと思っていて油断していたら、私の目の前約1メートルに他の人が打ったボールが落ちてきて肝を冷やした記憶があります。

　そのため、安いものでいいので、ゴルフ保険などの保険に加入することをおすすめします。

箱根のいい景色の中でうまくいかずにお手上げ状態になった私

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