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なにもかも60点

2025年02月21日河田 彗佑弁護士

 私は、自己紹介の時間というものが苦手です。皆様も、新たなコミュニティに顔を出す際には、自己紹介をする機会があると思います。名前や年齢、職業、出身地を話せば十分な自己紹介であれば別ですが、時には「個性的な自己紹介」というタスクを求められる場合もあるのではないでしょうか。

 少し話は変わりますが、私には、面白い特技があったり、特化した知識があったり、逆に特別に苦手な事や不慣れな事もありません。初めて挑戦するスポーツやゲームでも及第点は出せますが、特別なセンスを披露することはできません。また、特別に好奇心が強いわけでもないので、特殊な趣味やオタク、マニア的な要素もなく、様々な場面で「普通の人」なのです。そう、タイトルにもあるとおり、どんな分野でも60点くらいの人なのです。

 もちろん、私にも好みや趣味程度のものはあります。たとえば、小さいころから野球をやっていましたし、旅行に行くことが好きですし、この時期にはスノーボードをしたりもします。しかし、いずれも人に自慢できるほどにこだわっているものはないので、自分で話を掘り下げることはできませんし、掘り下げられても困ってしまいます。やっぱり60点なのです。勉強で言えば、赤点を取ることはないけど人に教えることはできないレベルです。

 そんな私のような人間からすると、個性的な自己紹介をしなければならない時間はなかなかに過酷です。なぜなら、「個性的な自己紹介」という時点で、人は100点か0点を期待しているからです。60点人間の私には、人を笑わせたり、感心させたりできる話はどうにもできそうにありません。そのような悩みを持ちながら20数年間生きてきましたが、弁護士になり改めて自己紹介の怖さを実感しております。

 こちらのコラムに書けるような、面白い話は持ち合わせていませんでしたが、同じような悩みを抱えている方に少しでも共感していただければ嬉しいです。最後までお読みいただきありがとうございました。

 ちょっと共感は出来るけど、独自性や凝った表現もない普通の文章、、、

 なんか、60点じゃないですか?

 

執筆者情報

弁護士名 河田 彗佑
事務所名 馬車道法律事務所

 

こちらに記載の事務所情報等は執筆当時の情報です

 
 
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