ページの先頭です。
本文へジャンプする。
サイト内共通メニューここまで。

どっちでもいい?話

2022年07月15日上西 宏明弁護士

 目玉焼きにかけるのは塩か醤油か。みなさんはどっちでしょうか?
 少し調べてみると、醤油が多数派で、次に塩(こしょう)が続くようです。地域ごとに見ると、北に行くと醤油派が増えていくようでした。北海道出身の私は、小さい頃から醤油をかけ続けていましたが、今は塩をかけています。特にどっちが好きというわけでもなく、ある時を境にたまたま習慣が変わりました。

 こんな雑談をしていた時、「私はウスターソースでした」という意見を聞きました。これを聞いた時、そもそも二択の質問はよろしくなかったなと少し反省するともに、特にこだわりのない私は、慣れてしまえばウスターソースをかけるかもなとも思いました。

 さて、話は変わりますが、弁護士として様々な相談を受ける中でも、どっちでもいいくらいに構えた方が楽ではないかなと思うことがあります。
 たとえば、相手にどんなに一生懸命説明しても、相手にうまく伝わらなかったり、納得してもらえないことで困っているとの相談があったとします。
 お互いの考え方が相容れない場合、相手の納得をゴールとしてしまうと、いつまでもそこに辿り着けないことがあります。そんな時は、自分が伝えたい内容を理解してもらうために、説明や手立てを尽くすことに努め、その先相手が納得するかはどっちでもいいことと割り切ることも必要かと思います。

 私が大学時代の部活で受けていたメンタルトレーニングの影響もありますが、私は、自分にコントロールできないことにはこだわらず、自分にコントロールできる自分の行動に集中することを意識するようにしています。自分にはどうにもできないことで心が乱されそうになることは少なくありませんが、自分が今やるべきことに集中することが大切です。それ以外のことはどっちでもよく、ブレない心を持てるようにしたいものです。

 さて、原稿から手が離れた後は、山積みとなっている仕事を一つ一つ片付けることに集中しようと思います。

 

 

執筆者情報

弁護士名 上西 宏明

 

こちらに記載の事務所情報等は執筆当時の情報です

 
 
本文ここまで。