雨男？

2022年05月20日露木　誠也弁護士

　晴男、雨男、色男、夏男、満塁男など〇〇男には色々ありますが、苗字のせいもあってか私は雨男を強く疑われております。某テーマパークに行った際に、天気予報が晴れだったにもかかわらず、急に土砂降りになるなど、重要なイベントの際に天気が荒れたりします。最近では本当に雨男かもしれないと思いつつあります。

　肝心なときによく雨が降ってしまう人を雨男とか雨女とか言いますが、雨男、雨女という言葉を調べてみますと、雨女という妖怪が出てきます。江戸時代の妖怪辞典に載っているようですが、どうやら朝雲暮雨という故事が由来らしいです。その故事というのは、楚の懐王（かいおう）が夢の中で女神に会い、「朝は雲に、夕暮れには雨になって、朝な夕なにお目にかかります」と言われたという話で、雨を降らせる女神が登場します。

　雨女という言葉の元は神だったのかと逡巡しておりましたら、そういえば、今年の正月は、大山阿夫利神社（最近では相模平野を見渡せる眺望の良いカフェが有名ですね。）に初詣に行ったことを思い出しました。源頼朝公が武運長久を祈った所でもありますが、大山は別名「あめふり山」とも言われ、古来より雨乞い信仰の中心地です。今年大切なタイミングで雨が降ってしまうのはそのせいもあるかもしれません。

　であれば、その逆もしかり。もしかして、雨乞いの逆で晴れをお祈りする神社もあるのでは？と調べてみると、高円寺には晴天祈願で有名な気象神社という神社があるみたいです。
　今度は、気象神社にでも行って肝心なときに雨が降らないよう祈願してこようかと思います。本拠地が屋外スタジアムのプロ野球団もその神社にお参りに行ったとか行かなかったとか。てるてる守りというてるてる坊主を模したお守りも売っているみたいなので、試しに手に入れてみようかと思います。　
　これで私への疑いも晴れるはず。雨だけに...。

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