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父親にしてもらう |
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2021年04月02日三谷 浩士弁護士
昨年3月に第二子が生まれました。
そうしてすぐ、緊急事態宣言が発出されました。
第一子については、保育園から登園自粛の要請があり、自宅保育となりました。
私も原則として在宅勤務となりましたので、親二人、子二人、数の上では互角です。
育児経験に乏しい自分は特段問題ないと思っていましたが、そこで漸く、育児の大変さ・難しさを垣間見ることとなりました。
少し目を離すと視界から消え、どこだと追いかけると置いてきた方が泣いてしまい、必死にあやして泣き止めば、またもう一方がどこかで泣いています。
お昼寝で一息付いたのもつかの間、どちらかが起きるともう一方も起きてしまいます。
転んで頭も打てば、急に食べ物を戻してしまうこともあります。
子どもは、ただかわいくそこに佇んでくれているものではないのだということ、翻って、第一子のときには妻一人に大変な苦労をかけたと痛感する日々でした。
私自身余裕がなく、心穏やかでない日もありましたが、何気なく手に取った育児本の中で、「子どもたちがたくさんわがままをいうのは、あなたたちに甘えているからです。子どもたちにはあなたたちしか存分に甘える人がいないのです。」という趣旨の文章を見つけてからは、幾分心が軽くなりました。
そう思えば、他人に迷惑が掛からない類のわがままやイヤイヤなんてかわいいものです。
社会人になりたてのころと比べると、大分、金銭感覚や時間の使い方、物事の捉え方、優先順位が変わってきたように思います。
考え方は人それぞれで、子どもがいるからどう、いないからこう、と言うつもりはまったくありません。
ただ、自分は、新しい視点を与えてくれた子どもたちにとても感謝しています。
これを父親の自覚というならば、それは子どもたちに与えてもらったものだと思います。
これからは、子どもの権利などについても勉強して、子どもたちが過ごしやすい社会を作っていく一助となれたら良いなと思っています。
執筆者情報
弁護士名 | 三谷 浩士 |
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事務所名 | 弁護士法人大西総合法律事務所 横浜事務所 |
事務所住所 |
〒221-0056 神奈川県横浜市神奈川区金港町1-7 横浜ダイヤビルディング7階 |
こちらに記載の事務所情報等は執筆当時の情報です