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前略、オノヨーコ様 |
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2021年03月05日横溝 久美弁護士
オノヨーコって、ジョンレノンを誑かした<東洋の魔女>でしょ!?...くらいの認識で、過日「DOUBLE FANTASY John&Yoko展」に赴きました。私はそもそも、ビートルズやジョンレノンよりも断然々々デヴィッドボウイを愛しているので、H先生が誘ってくださらなかったら敢えて行かなかったと思います。
会場に着くと、いるわいるわレノン擬き! 長髪・グラサン&マスク の出で立ち...なもんだから個体識別ができず「ウォーリーを探せ!」状態。でもってそれぞれの個体が語りまくってるから五月蠅いのなんのって(笑)。「ふーん、こんなにも信者がいるのね。」と感心しきり。
さてオノヨーコです。ジョンとの出会いは1966年の彼女の個展。凡庸なる者には理解不能の「芸術作品」(脚立?を昇って行き、ぶら下がっている虫眼鏡で天井を見るとそこにYESという文字が...)にジョンがビビッときたらしい。二人は急速に接近し、ダブルファンタジーならぬダブル不倫を経て1969年に結婚、このときの「ベッド・イン」パフォーマンスは知る人ぞ知る、社会の耳目を集めました。1975年10月9日のジョンの誕生日に息子ショーンが誕生。実はジョンは、イクメンの元祖でもありました。
詳細は割愛しますが、ジョンがいかにヨーコから影響を受けているか、インスパイアされ数多くの作品を世に出しているかが分かります。かの「イマジン」も。原案はヨーコの詩集「グレープフルーツ」からで、だからこそ漸く2017年に<ジョンとヨーコの共作>というクレジットになったそうです。
「Give Peace a Chance」「Happy Christmas(War Is Over)」「Love」「Power to the People」「Woman」「Starting Over」etc.巷に流れる聞き覚えのある曲たち、これみぃーんなジョンレノンだったのね!と今更ながら驚く私。偉大なりジョンレノン、偉大なりオノヨーコ! ヨーコは、孤高の天才ジョンにとってミューズだったのね。(おお~ヨーコって連呼する歌まである!)ダリにとってのガラみたいな感じかしら...。
というわけで、冒頭の認識を改めました。オノヨーコ様、大変失礼いたしました。
もう終わっちゃったけど...
ジョンがビビッときたヨーコの作品
かの有名な「ベッド・イン」
執筆者情報
弁護士名 | 横溝 久美 |
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