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爆歩きのすすめ

2020年12月04日長谷川 洸一弁護士

 趣味というほどのものではないが,昔から歩くことが好きである。
 普通の人が車や電車を利用するような距離であっても,時間を惜しまず歩くことが多い。
 後に控える予定や天候等により異なるものの,1日10キロメートル以内であれば心理的な抵抗なく歩いてしまう。

 これはプライベートの時のみならず,仕事の時でも同様である。
 裁判所は,最寄駅から遠方に位置していることが多く,その間の移動にはタクシーやバスを利用する弁護士が多い。しかし,私は,一人で移動する場合は,余程の事情がない限り,たとえ荷物が重くとも歩くことが多い。
 また,事務所から夕食に出るときも,仕事が立て込んでいない限り,電車で2~3駅の距離を歩いて移動することも少なくない。

 このように長距離歩くことを,私は,一昔の俗語である「爆買い」に倣い,「爆歩き」と呼んでいる。
 もっとも,競歩のように速く歩く訳ではなければ,ウォーキング専用の靴などを所持している訳でもない。ただひたすら歩くのである。

 なぜ爆歩きをするのかと問われると,私自身もよく分からないが,メリットはいくつかある。

 まず,道中に美味しそうな店を発見する愉しみである。
 歩いていて店のそばを通ると,嗅覚を含む五感で店の雰囲気を感じ取ることができる。
 ネットやテレビで話題になっていた店を,事前の地図検索によらず,偶然発見する喜びもある。

 次に,季節の移り変わりを肌で感じられることである。
 たとえば,この原稿を執筆している秋は,金木犀の香りが心地良いが,長距離を歩いていると,横浜や東京でも意外と金木犀が至る所に植えられていることに気が付く。

 最後に,健康の維持である。
 長い時間歩くとその分日光を浴びるため,その日はよく眠れる気がする。
 また,爆歩きの習慣のおかげか,デスクワークの割に腰痛とも無縁である。

 ご覧の皆様も,「爆」までいかなくとも,試してみてはいかがであろうか。
 私はいえば,爆歩きで空腹になった分,爆食いをしてしまう日々であるが・・・・・・。

 

執筆者情報

弁護士名 長谷川 洸一

 

こちらに記載の事務所情報等は執筆当時の情報です

 
 
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