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中国語学習のすすめ

2020年09月04日稲葉 進太郎弁護士

 大家好!私は,中国語(北京語)学習にハマっている。と言うと嘘になり,ハマっていた時期はとっくに過ぎてしまったが,中国語を学習している。

 10年近く前,中国出身の方と仲良くさせていただく機会があった。その方は日本語がほとんど話せなかった上,私の中国語能力は,大学で多少学習した程度のものであった。そのため,会話のたび,歯がゆく悔しい思いをしていた。確認はしていないが,恐らく,その方も歯がゆく悔しい思いをしていた。ある日,私は,そんな悔しさと訣別するため,中国語の学習をすると決意した。

 その日から,私の特訓が始まった。当時,法科大学院受験生であった私は,法律の学習をしながら,休憩のたびに公園に行き,真夏の蚊に刺されながら,毎日,50個の単語を学習。学習した単語は,いわゆるエビングハウスの忘却曲線に従い,定期的に復習。自分の発音の録音と再生を何度も繰り返し,発音を矯正。ランチはなるべく中華料理店に行き,中国出身の店員さんがいれば挨拶。残暑も終わりかける頃,法律の学習に若干の影響が出つつも,私の中国語能力は向上し,中国出身の方と,中国語である程度のコミュニケーションが取れるようになった。相手の母国語で話すことで安心感を与えることができたのか,政治等に話が及ぶこともあり,大変楽しかったように記憶している。

 その後法科大学院に入学し,司法試験の学習等もあり忙しく,中国語学習から長らく遠ざかってしまったが,昨年から,もしかしたら仕事で使えるかも知れないと考え,また中国語の学習をはじめた。一生懸命学習していた頃から大幅に能力がダウンしてしまったこと等もあり,かつてのモチベーションはないが,先日,依頼を受け文書の翻訳を行う機会があり,学習を再開して良かったと感じることができた。

 ところで,日本人が学習する機会が一番多いのは,英語である。もっとも,英語と日本語は,文法と文字が異なる。その2つの壁が,日本人の英語学習を難儀にしているように思う。中国語は,文法こそ英語に近いものではあるが,文字は,日本人にとり親しみのある,漢字である。何となくでも言葉の意味がわかるだけで,その学習のハードルは多いに下がっているように思う。

 何語であっても,新しい言語を習得するのは楽しいものであろうが,もし,この稿をお読みになる方が言語の習得をご検討中であれば,中国語の学習をお勧めしたい。再见!

 

執筆者情報

弁護士名 稲葉 進太郎

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事務所名 川崎パシフィック法律事務所
事務所住所 〒210-0007 神奈川県川崎市川崎区駅前本町11-1
パシフィックマークス川崎ビル6階 川崎パシフィック法律事務所
TEL 044-211-4401
Webサイト https://www.kawasakipacific.com/

 

こちらに記載の事務所情報等は執筆当時の情報です

 
 
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