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今年こそ富士登山! |
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2020年03月19日福下 博詞弁護士
「田子の浦ゆ 打ち出でてみれば 真白にぞ 不尽(ふじ)の高嶺に 雪は降りける」
これは,万葉集に集成されている山部赤人の歌ですが,今から1200年以上も前に「田子の浦の海岸を通り過ぎて見てみると,富士山の高い峰に雪が真っ白に降り積もっているなぁ」と詠んでいるわけです。
1200年以上も昔から人々が富士山の美しさに魅了されていたと考えると,感慨深いものがありますよね。
近年,訪日外国人旅行客向けのガイドブック「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」の表紙に富士山と赤い五重の塔が一緒に写った写真が掲載され,撮影地である新倉山浅間公園が一気に有名になり,桜の時期にはこぞって旅行客が訪れるようになりました。
私も一度は訪れてみたいなと思っているのですが,人が少ない中で絶景スポットに立つには相当早起きしないといけないということですので,朝の弱い私には無理かもしれません(笑)。
そんな富士山ですが,私は,小学校一年生のときに父に連れられ,初めて富士山に登りました。
父は,中国地方にある大山(標高1729m)をサンダルで登ったような人なので,登山に対する認識が相当甘かったようですが,富士登山にあたっては,さすがにサンダルではなくテニスシューズを履いていたそうです(テニスシューズというのもどうかとは思いますが)。
私が八合目あたりで体調不良になったときには,周りの登山者は「高山病だから」と下山を勧めたそうですが,体力に自信のあった父は私を背中に負ぶって頂上まで登ることを選択しました。
父も「今考えると,無謀だった。」と言っていますが,頂上の茶屋でうどんを食べた私は元気を取り戻し,父がブレーキをかける程の速さで下山したそうです(生きててよかった...)。
私は,その後も3回富士登山をしましたが,残りの3回は高山病に苦しめられながらも,なんとか自分の足で最後まで登りきることができました。
数年程前から「また富士山に登りたいなぁ。」と富士登山欲が沸々と高まっていましたが,改めて振り返ってみると最後に登ってからもう20年近く経っていましたので,今年の夏こそ富士登山に再挑戦したいと思います。
せっかくなので,父を誘って昔を思い出しながら登るのもいいかもしれません。
執筆者情報
弁護士名 | 福下 博詞 |
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事務所名 | 横浜パーク法律事務所 |
事務所住所 | 横浜市中区山下町207番地 関内JSビル8階 |
TEL | 045-226-2531 |
FAX | 045-226-2532 |
Webサイト | http://yokohama-park-law.com/ |
こちらに記載の事務所情報等は執筆当時の情報です