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アイ・ラブ・ポータークラシック

2019年08月02日畑 裕士弁護士

 ポータークラシックという素晴らしいメーカー(ブランド)があります。

 洋服が好きで,新潟から東京に出てきた10代の頃は雑誌でしか見たことがないお店にワクワクしながら渋谷原宿代官山などのセレクトショップや古着屋をよく回っていました。当時はお金がないので,Tシャツ1枚買うにも,何度も代官山と原宿を往復して一日がかりでした。それから数え切れないくらいの洋服や靴,カバンを購入してきましたが,約10年前,ポータークラシックというブランドに出会ったときの衝撃に勝るものはありません。

 ポーターは知っているけど,ポータークラシックってポーターと違うの?と言う方が多いかもしれませんが,ポーターは吉田カバンの自社ブランド名で,ポータークラシックは吉田カバン創業者の三男・吉田克幸氏(克さん)とその息子・吉田玲雄氏(玲雄さん)が吉田カバンから独立して,約10年前に創設した別会社の衣類カバンメーカー(ブランド)です。同ブランドは,「メイド・イン・ジャパン」にこだわり,日本の伝統や芸術文化,職人技術を守り,次世代,孫の代まで愛される商品の製作をモットーにしています。

 私は,雑誌で同ブランドの剣道着素材のフレンチワークジャケットを見て,写真だけなのに,これまで見たどんな洋服からも感じたことのないオーラや,美術工芸品ではないかと思えるような風貌に衝撃を受けました。

 そして,直ぐに当時お店があった銀座の「インターナショナルアーケード」に通うようになりました(現在は銀座ファイブ,新宿伊勢丹メンズ館に店舗があります。)。お店に行くと,商品自体が素晴らしいのは勿論ですが,克さん玲雄さんを慕って働いているお店の方々の商品への愛情や接客対応なども素晴らしく,以来,そのブランドの虜となり,お店に訪問すると,ついつい長居をしてしまいます。 その後,剣道着素材に加えて「刺し子」生地を用いた服が開発され,最近では,老舗寝具メーカー昭和西川と共同開発した重さを分散させる「muatsu」ストラップによって荷物が軽く感じるカバン「ニュートン」シリーズが発売されました。興味を持たれた方は是非一度お店に足を運んで体感していただければと思います。

 とある有名ブランドのデザイナーさんの言葉で「きれいなもの,かっこいいもの,新しい物を着ることで,生きる力が湧いてきます。ファッションには,そういう力があるのです。」というのがあるのですが,ポータークラシックの服は,まさに,私にとって日々の原動力の一つになっていると感じています。

写真1

剣道フレンチワークジャケットと刺し子チャイナジャケット

写真2

重さを感じないニュートンバッグ

 

執筆者情報

弁護士名 畑 裕士

 

こちらに記載の事務所情報等は執筆当時の情報です

 
 
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