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2014年07月03日吉田 瑞穂弁護士
昔からミステリーものが好きで、学生時代はコナン・ドイルやアガサ・クリスティ、モーリス・ルブランなどのシリーズを読み漁っていたのですが、最近、アメリカのテレビドラマの「グッド・ワイフ」というリーガルサスペンスが面白くて、よく観ています。
このドラマは、アメリカで2009年からスタートし、日本でも現在第4シーズンが放送されている人気のドラマで、10数年ぶりに弁護士の職に復帰した女性弁護士が持前の洞察力と行動力で難しい事件に挑んでいくストーリーが魅力です。
主人公やその同僚たちの大胆な行動から、現地調査で新証拠が発見され、不利な状況から一転勝訴したり、真犯人を見つけて無罪判決を勝ち得たりと、まさにドラマチックな展開に毎回時間を忘れて(用意したビールも忘れて!?)しまいます。法曹一元制や司法取引といった日本とは違うアメリカの司法制度が垣間見られるのも興味深いところです。
現実の弁護士業務は、裁判例を調査したり、書面を作成したりといったデスクワーク作業が多いのですが、現地調査に行ったり、依頼者の方以外の事件の関係者に直接話を聞きに行ったりすることもよくあります。
横浜地方裁判所。よくドラマのロケ地になっています。
依頼者の方の話でどうしても納得がいかなかった点も、関係者の話から新しい事実が加わったり、現地を見たりすることで、スーッと理解できるようになって、事件が解決に近づくときというのは、確かにこの仕事のやりがいを感じる瞬間です。
もちろん、現実には小説やドラマのように決定的な証拠を発見!ということはそうそう起こらないわけですが、実際に足を運んで直接見聞きすることは本当に大切だということをドラマを観ながら改めて思ったりしています。
執筆者情報
弁護士名 | 吉田 瑞穂 |
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こちらに記載の事務所情報等は執筆当時の情報です