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消えた預貯金 |
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2025年02月26日更新相続
母が亡くなりました。母と同居していた姉からは、母の預貯金は介護で使い果たし残っていないと言われました。母の預金通帳を見せてほしいと姉にお願いしましたが、通帳は遺品整理の際に処分して、残っていないと言っています。
5年前の父の相続の際、預貯金は母が全額相続しましたし、母は長く公務員でしたので、年金もそれなりにもらっているはずです。預貯金が残っていないとは信じられません。
どうしたらいいでしょうか。
まずは、相続人の立場で、銀行に、お母さまの預貯金の取引履歴の開示請求をし、相続開始時の残高が何円であったか、いつどれだけの金額が出金されているかを調査しましょう。銀行の支店名や口座番号が分からなくても、全店照会という手続を取れば、取引履歴の取得が可能です。開示請求にあたっては、戸籍謄本等自らが相続人であることを示す書類の準備も必要となります。
開示の結果、不自然な出金や送金が発見された場合、その出金や送金がお母さまが亡くなる前のものか否か、その出金や送金についてお姉さまがどのような説明を行うか等によって今後取るべき手続や、主張が変わり得ます。
弁護士であれば、ご依頼を受ければ、代理人として銀行での開示請求や、開示に必要な戸籍謄本等の取得も行えます。今後とるべき適切な手続を知るためにも、早めに一度弁護士にご相談されることをお勧めします。
関連情報
回答者情報
弁護士名 | 奥田 崇文 |
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事務所名 | 木村・黒江法律事務所 |
事務所住所 | 神奈川県横浜市中区尾上町1-4-1関内STビル6階 |
TEL | 045-681-9424 |
Webサイト | https://yokohama-kimuralaw.jp/ |
こちらに記載の事務所情報等は執筆当時の情報です