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通勤中に交通事故に遭ったらどうすればいい? |
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2024年12月11日更新交通事故
車で通勤をしていた際、赤信号待ちで車を停止させていたところ、後ろから追突される事故に遭いました。事故後、首などに痛みがあったため、病院に通うことになりました。この場合、どのような手続をする必要があるでしょうか。
まず、通勤中の事故の場合、通勤災害に当たるものとして労災保険制度が適用される可能性があります。通勤中の事故が労災認定の対象となるには、①住居と就業場所の間の往復、②就業場所から他の就業場所への移動、③単身赴任先住所と帰省先住所の間の往復のいずれかの移動時に発生したものである必要があります。通勤とは関係がない目的で寄り道をした場合には、その後の移動中の事故は労災認定の対象外となります。
労災保険が適用される場合、Ⓐ治療費等を支払ってもらう療養給付請求、Ⓑ会社を休んだ際の休業補償を支払ってもらう休業給付請求、Ⓒ後遺症が残ってしまった場合の障害給付請求などの手続をすることができます。それぞれ勤務先に協力をしてもらう必要がありますので、労災保険の手続をする際は勤務先と相談しながら進める必要があります。
また、交通事故の加害者が加入している自動車保険(自賠責保険・任意保険)の保険金を請求することも可能です。ただし、損害賠償の二重取りをすることはできませんので、労災保険給付のうち損害賠償に対応するものについては支給調整が行われます。他方で、休業給付請求や障害給付請求時に支給される「特別支給金」については、支給調整の対象外となりますので、忘れずに労災保険給付の請求をするようにしましょう。
どの手続から進めるべきなのかはケースによって異なりますので、弁護士にご相談いただければと思います。
関連情報
回答者情報
弁護士名 | 谷 樹人 |
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事務所名 | 法律事務所S |
事務所住所 | 神奈川県相模原市中央区相模原2-1-5 サトウビル5階 |
TEL | 042-704-6577 |
Webサイト | https://www.scs-lo.com/ |
こちらに記載の事務所情報等は執筆当時の情報です