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退職届と退職願の違い |
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2021年10月13日更新労働
会社を辞めようと思っているのですが,退職届と退職願は何が違うのでしょうか?
退職届は,労働者から会社(使用者)に対する「退職します」という一方的な解約の通知です。会社が退職届を受領した時点で効力が発生し,会社の承諾は不要です(会社は「退職を認めない」とすることができません)。期間の定めのない労働者であれば,会社が退職届を受領して最短で2週間後に辞めることができます(15日以降の日を指定してもOK)。なお,退職届を会社が受領した後は,会社が同意しない限り退職の意思表示を撤回できないので注意してください。
他方で,退職願は,労働者から会社に対する「退職させてください」というお願いなので,会社の承諾があるまでは撤回ができますが,裏を返せば,会社が承諾するまでは,退職できません。会社の承諾後は,会社の同意がないと撤回できないのは退職届と同じです。
会社を辞めたいのであれば,会社の承諾なく辞めることができる退職届の方が良いでしょう。会社が確実に退職届を受領したことを証明できるように,内容証明郵便で退職届を出すことをおすすめします。
退職届か退職願かは,文章のタイトルだけでなく内容も含めて判断されるので,退職届の書き方に不安がある場合は,弁護士に相談してください。
回答者情報
弁護士名 | 鈴木 啓示 |
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事務所名 | 横浜合同法律事務所 |
事務所住所 | 横浜市中区日本大通17 JPR横浜日本大通りビル8階 |
TEL | 045-651-2431 |
Webサイト | https://www.yokogo.com/ |
こちらに記載の事務所情報等は執筆当時の情報です