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一人暮らしの母が心配! |
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2019年11月22日更新成年後見
父が他界して以来、一人暮らしをしている母がいるのですが、最近、認知症と診断され、母の判断能力に不安を感じています。先日も、訪問販売業者から不要な物品を購入させられそうになっていたところを、私が直前で止めました。私は近隣に住んでいますが、常に目を光らせることはできないので、母の今後が心配です。何か手立てはないでしょうか?
今回のご相談のように、判断能力に不安のある方を狙って、不利益な契約を締結させるような事件は後を絶ちません。そのような方の判断能力を補い、援助する人を選任する手続として「成年後見制度」というものがあります。
この制度によって選任される成年後見人は、判断能力に不安のあるご本人に代わって、取引や契約などの財産に関する行為をすることができます。また、選任以後にご本人が行った財産に関する行為を取り消すこともできます。そのため、一方的に不利益な契約を結ばされることや、財産が散逸してしまうのを防ぐことができるのです。
また、民法は、ご本人の判断能力の低下の程度に合わせて、成年後見・保佐・補助の3種類の制度を用意しています。判断能力の低下が進行してしまう前にも手立てを講じることが可能です。
成年後見人(保佐人・補助人)には、ご親族が就任することもありますし、事情によっては、弁護士を始めとする専門職が就任することもあります。
ご事情に応じて、どの制度を用いるべきかなどが異なりますので、まずは弁護士にご相談いただくことをお勧めします。
関連情報
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総合法律相談
回答者情報
弁護士名 | 岩崎 健太 |
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事務所名 | 弁護士法人おおどおり総合法律事務所 |
事務所住所 | 横浜市中区海岸通三丁目9番地 横濱ビル506 |
TEL | 045-680-0660 |
FAX | 045-681-0312 |
Webサイト | http://os-lawfirm.jp/lawyer.html |
こちらに記載の事務所情報等は執筆当時の情報です