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新築住宅のサッシからの雨漏り |
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2019年11月08日更新売買
2018年に住宅メーカーから新築住宅を購入し,引渡しを受けました。ところが,その半年後から,窓のサッシ付近から雨漏りがするようになりました。住宅メーカーに連絡しても対応してくれないので,自分で建築士に調査を依頼したところ,サッシの施工不良があり,防水が不十分ということでした。どうしたらいいでしょうか。
住宅の品質確保の促進等に関する法律(住宅品質確保法)により,新築住宅の場合,構造耐力上主要な部分及び雨水の浸入を防止する部分について,10年間の瑕疵担保責任の対象となっています。
サッシは「雨水の浸入を防止する部分」に該当しますので,サッシの施工不良により防水が不十分なのが原因であるならば,「瑕疵」(契約不適合)に該当する可能性があります。
「瑕疵」とは,通常備えるべき品質・性能を欠いていることを言います。
サッシの不具合が「瑕疵」に該当する場合,売主である住宅メーカーには,サッシの不具合を直すか,修理費用等を支払う義務があります。
また,本件の売主である住宅メーカーは住宅瑕疵担保責任保険に加入していると思われます。売主が既に倒産していたり,修理に応じずに相当期間経過していたりする場合などには,住宅瑕疵担保責任保険法人に直接,修理費用等相当額の保険金の支払いを請求できることもあります。
「瑕疵」に該当するか否か,「瑕疵」に該当するとして今後どのように請求していくかなど,ご本人だけでは判断や対応等が難しいこともございますので,一度弁護士に相談されてみてはいかがでしょうか。
関連情報
回答者情報
弁護士名 | 榊 研司 |
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事務所名 | 神奈川中央法律事務所 |
事務所住所 | 横浜市中区万代町1-2-12 VORT横浜関内Ⅲ7階A2 |
TEL | 045-681-6680 |
FAX | 045-681-6679 |
Webページ | http://fdlaw.jp/index.html |
こちらに記載の事務所情報等は執筆当時の情報です