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自宅の日当たりが悪くなりそうです |
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2019年06月28日更新近隣問題
私の家の南側に5階建てのマンションが建つ計画が持ち上がりました。日当たりが悪くなる上、自宅から見える富士山の眺めを楽しんでいたのが見えなくなりそうなので、計画を中止させられないかと考えています。
日当たりの恵みを受ける権利は日照権、良い眺めの恵みを受ける権利は眺望権などと呼ばれており、健康で快適な生活環境の確保に必要な利益として法的な保護の対象となるとされています。ただし、周囲に全く住居がない場合などを除き、他者からの日照や眺望の影響を完全に避けることは困難なため、妨害の程度が社会生活上一般に我慢すべき限度(受忍限度)を超えた場合に違法になるとされています。
日照権に関しては、建築基準法や条例で日陰の制限についての定めがあります。建築中の建物が法律や条例に違反しているのであれば、役所に指導をしてもらったり、建築確認の取消や建築の差し止めを求める訴訟などを起こしたりすることもできます。また、法律や条例に違反していなくとも、受忍限度を超える場合は、建築の差し止めや損害賠償請求が認められることがあります。
眺望権の侵害についても、受忍限度を超えている場合は、建築の差し止めや損害賠償請求が認められることがあります。ただし、眺望を売りに販売された別荘地のケースなど、請求が認められるのは日照権と比べると限られた場合とされています。
関連情報
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回答者情報
弁護士名 | 川島 明子 |
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事務所名 | 寒川法律事務所 |
Webページ | http://samukawa-lawoffice.jimdo.com/ |
こちらに記載の事務所情報等は執筆当時の情報です