2011年05月23日更新
本年5月11日未明,群馬弁護士会会員の自宅に銃弾が撃ち込まれるという事件が発生した。 未だ捜査中であり,その原因・背景等は明らかにはされていないものの,弁護士業務に関連してなされたものである可能性が高い。 かかる犯罪行為が弁護士業務に起因してなされたものであれば,社会正義の実現と基本的人権の擁護を使命とする我々弁護士の業務に対する重大な挑戦であり,断じて許されるものではない。 坂本弁護士一家殺害事件の当事者会であり,昨年6月には前野義広弁護士がその業務に関連して殺害されるという痛ましい事件を経験している当会としては,このような犯行を行った者を強く非難し,捜査機関に対して厳正かつ迅速な捜査と真相の徹底究明を強く求めるとともに,今後も弁護士業務に対する妨害に対しては一歩も引くことなく毅然と対処する覚悟であることを宣明するものである。
2011(平成23)年5月23日 横浜弁護士会 会長 小島 周一
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