2000年06月13日更新
昨日午後3時頃、東京弁護士会所属の田中紘三弁護士の法律事務所に届けられた宅配便が突然爆発し、同弁護士と事務職員が負傷するという、極めて重大な事件が発生した。
同弁護士は、日弁連の民事介入暴力対策委員会の元副委員長であり、多くの民事介入暴力事件に対し、決然と戦ってきた弁護士である。
本爆発事件は明らかな殺人未遂事件であると同時に、爆発物が法律事務所に配達され、弁護士と事務職員が攻撃対象とされたことから、田中弁護士に対する卑劣な弁護士業務妨害行為であり、また民事介入暴力と戦ってきた弁護士すべてに向けられた挑戦といわざるをえない。
我々は、かかる法の支配を侵害する暴力に対し、捜査当局が速やかに犯人を検挙し、厳正に対処することを強く要請するとともに、当会及び当会の弁護士は、暴力に依拠した不法な攻撃に対し、絶対に屈しないことを宣言する。
2000年(平成12年)6月13日 横浜弁護士会 会長 永井 嵓朗
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