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会長声明・決議・意見書(1999年度)

会長談話 坂本事件から10年を経て

1999年11月25日更新

当会会員であった坂本堤弁護士とその家族が、オウム真理教の信者によって尊い命を奪われた事件から10年が経過しました。坂本堤さん、都子さん、龍彦さんのご冥福を心よりお祈りいたします。


当会は、坂本一家が行方不明になって以来、坂本弁護士・家族救出対策本部を設置し、集会の開催、街頭署名等さまざまな活動を展開してまいりました。この取組みには、日弁連や各単位弁護士会のほか、数多くの市民の皆様にご協力をいただきました。あらためて篤く御礼を申し上げます。


坂本事件は、オウム真理教の被害者救済をめざす活動の中で起こった弁護士に対する卑劣な業務妨害行為です。かかる行為を二度と許してはなりません。


当会は、1993年に弁護士業務妨害対策委員会を設置し、積極的にこの問題に取り組んでまいりました。今後も坂本事件の教訓を忘れず、弁護士業務妨害に屈することなく、弁護士の使命である基本的人権の擁護と社会正義の実現のために力を尽くす決意です。

 

1999年(平成11年)11月1日
横浜弁護士会
会長   岡本  秀雄

 
 
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