横浜弁護士会新聞

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1999年6月号(4)

 
議長・副議長を選出
第一回
平成一一年四月八日(木)
 第一回常議員会は出席者二九名(途中出席一名を含む)を得て開催された。
 はじめに、自薦・他薦による候補者を得た上、議長・副議長の選挙を行なった。その結果、議長に永井山品朗(二六期)が、副議長に箕山洋二(二九期)が当選した。
第二回
平成一一年四月二二日(木)
 第二回常議員会は出席者二六名を得て開催された。
第6号議案 規則等改正の件
 横浜弁護士会共済規則(会規4号)の一部改正である。一点目は会員が死亡・傷病等により業務執行ができなくなったときの業務支援に関する原則の新設であり、その詳細は規則で定めることにしてある。二点目は、慶弔の時に贈る花輪に生花を加えるというもので、時代の趨勢に従った変更である。業務支援については長年共済委員会で検討されてきたが、会規が改正されたときの規則案がようやく整い、今通常総会に上程するため、提出されたものである。会規改正案で定める会員が傷病その他の理由により、執務が不可能となった場合とは、執務不可能な状態が回復困難な場合を想定しているとの説明がなされた。又、規則については、総会で会規改正が承認された後、常議員会で慎重審議されるとの説明もなされ、承認可決された。又、社交委員会の任期開始日(四月一日を五月一日に変更)に関する規則変更も承認可決された。
 次に、第1号議案から第5号議案までは、当会・日弁連・関弁連その他委員会の委員の選任及び推薦の人事案件であった。大量の人事案件にも関わらず、昨年設置された人事委員会の事前作業のお蔭でスムーズに審議された。常議員会としては、人事委員会で公正・妥当に選任されているかのチェックを行なえば済む事にはなっているが、それが多量故、なかなか大変ではある。
第7号議案 横浜・川崎・小田原・横須賀・相模原の各市議会に対し、裁判官増員決議の要請陳情の件
 これは、本年三月五日に当会がすでに神奈川県議会議長に対して行なった陳情を、更にその範囲を広げ、市議会に対しても行なおうというもので、日弁連の要請に基づき、司法改革推進委員会が提案したもので、承認可決された。
第8号議案 入会申込者一名入会許否の件、継続審議。
 この件については次回リポートで報告する予定である。
第9号議案 通常総会招集および提出議案承認の件
 決算・予算・会規改正・綱紀委員選任、いずれも承認された。(副議長 箕山 洋二)

常議員からズバリひとこと
 一二年ぶりに議員になって驚いた。三五人の議員の内先輩の期は九人しかいない。議題もコンピューターから高齢者の権利まで広範多岐になっている。昨年は夜半まで議論が白熱したこともあるという。本年第一回の会議も長老議員の統率のもと和やかといえども緊張感とテンポあるものであった。前任期中は末席で進行を眺めているしかなかったが、今回は全体の流れ、各発言者の真意等が何となくわかる。若い議員の方にはとまどいある人もいるだろうが皆そうだったのです。横弁の「言った方が勝ち」の伝統のもと一年間実りある常議員会にしようではありませんか。(三三期 杉崎 明)

私のホビー イラスト
オーディオアンプキットの制作 いざ音出し実験「………………」
会員  渡辺 穣 
 いつの頃からか、オーディオ装置を自作してみたいと考えていました。もちろん専門的知識などはなく、自分で作れば、修理や、改造が簡単にできて楽しいだろうなというような簡単な気持ちからでした。
 そんな風に漠然と考えているときに、オーディオ関係の本で、あるアンプのキットの存在を知りました。ただ入手が少々やっかいなことと、いざ作るとなると、鉱石ラジオくらいしか作ったこともなく自信もないので、まぁそのうちにと思っていました。
 出会いというのは忘れているようなときにやってくるもので、仕事の途中、ふらっと立ち寄った町田にある種々の自作派のための大型店にそのキットが展示してあったのです。こういうこともきっと何かの縁、無くならないうちにと…、購入してしまいました。
 キットだから子供用のプラモデルのように簡単に作れるのだろうと安易に考えていたのですが、それがさあ大変。回路図、設計者の制作記事とのにらめっこが幾晩か続き、ようやく二〜三週間後に、何とか外観だけは完成しました。
 嬉しくて、嬉しくて、すぐ音を出してみよう、と思いましたが、高校生の時の悪夢が蘇りました。壊れているアンプをそれとは知らず、スピーカーにつないで音を出したとたん、凄まじい音響とスピーカーから煙りが…。そこで、壊れてもあきらめのつくスピーカーを古いラジカセから取り出し、いざ音出し実験。「…」、全く音が出ません。
 覚悟はしていたものの、やはりショック。もう一度最初から結線と通電の確認。制作中は間違いはないと確信していても、やはり結線の間違いが一か所。再び音出し実験。「♪♪…」今度は大成功。キットとはいえ自分の作った機械から音が出るのは感激でした。しかも極めていい音で。
 現在、少々不具合がありますが、昔の電気製品のようにちょっとたたいてあげると直ります。とても可愛い機械です。

訃 報
お悔やみ申し上げます
萩原 融 会員
平成一一年三月三一日 下咽頭癌にてご逝去
享年五七歳
昭和一六年八月一三日生
昭和六二年四月一七日当会入会
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