2004年7月号(4) |
横浜法曹ゴルフの夏合宿。例年7月に2日間の合宿を行う。メインイベントは「取切戦」。1年間の月例戦の優勝者達で横浜弁護士会会長杯が争われる。1961年から始まった横浜法曹ゴルフ42年の歴史において数々の名勝負がくりひろげられてきた。この取切戦において1打1打にシビレル経験をすることこそ横浜法曹ゴルフの醍醐味である。いやほんとにシビレルのである。 |
4年前の夏合宿、初めて取切戦に出場して、初日、高いハンデもあって2位に10打位の差をつけてトップに立った。2日目、実力者たちがじわじわ追い上げてくる。あと2ホールしのげばというところで、身体が全くいうことをきかない。ショートホールで6を叩いて結局3位に沈没してしまった。この取切戦に出るため会員は1年間月例戦において真剣勝負をくりひろげる。特に残る椅子が少なくなるとその緊迫さはとても趣味の会ではない。 |
今年もそんな時期となった4月、5月の月例戦において熱戦が繰り広げられた。4月は戸塚カントリー倶楽部、5月は相模原ゴルフクラブ、いずれも名門である。4月は、実力者が難コースにてこずるなか、夏合宿に参加しない予定の蓮沼次郎会員が淡々とプレーし、高ハンデもあって優勝をさらった。毎年4月の月例戦には故稲木延雄会員が始められ稲木俊介会員が引きついでいる稲木杯がかかっているが、蓮沼会員はこちらを特に喜んでいた。取切戦への資格がのどから手が出るほど欲しい他の会員のため息が聞こえる。残る椅子2つとなった5月は例年まだ資格を得ていない実力者が大勢参加してくる。 |
今年は、幹事のいきな(酷な?)はからいで、このような実力者7名を2組に集めて競わせ、私を含めすでに資格を獲得している6名が前後の組で高みの見物としゃれ込んだ。予想通り緊迫した試合が行われ、先にプレーを終えた段階で優勝と思っていた元検事正五十嵐会員を石井誠会員が1打差で抜き去って執念の優勝。夏合宿での健闘を誓っていた。残る椅子はあと1つ、舞台は名門湘南カントリークラブ、燃える夏を経験するのは誰だ。 |
(大橋俊二会員) |
先生方の観察に励む日々 |
第57期司法修習生 加藤絢子 |
現在、山田・池田法律事務所の池田直樹先生の下で修習させて頂いています。 |
横浜に来て早10か月。実務修習も最終クールを迎え、横浜での実務の雰囲気にもすっかり慣れたつもりでいましたが、これまでの裁判・検察修習とは日々の活動も視点も全く異なるため、改めて緊張感のある新鮮な日々を送っています。 |
身近に弁護士をはじめとする法律家がいない私にとって、山田・池田法律事務所の先生方は間近に接する初めての弁護士なので、先生方の依頼者や他の法曹関係者との接し方、電話での対応の仕方、どのように時間をやりくりして多数の案件に対処しているのかなど先生方の日々の動向に注目して、そこから出来る限り多くのことを学びとるというのがこの弁護修習における私の一番の目標です。幸い山田・池田法律事務所には池田先生をはじめとして弁護士の先生が5名、しかも多様な案件に負けず劣らず様々な個性を持った先生方がいて、しかもその先生方が同じ部屋で仕事をしているので、各先生方の様子を同時並行的に見聞きすることができるという恵まれた環境にあります。もっとも、ついつい先生方の話し声に気をとられ、1日起案をしているはずなのに、遅々として進んでいないということが既に何度もありました。事務所によっては修習生が戦力の一つとなる場合があると聞いていますが、私の場合はこんな調子なため戦力には程遠いですが、この3か月間の日々の観察の成果を、今後弁護士となった時に少しでも発揮することがご恩返しになるのではないかと思っています。 |
今後2か月も、先生や事務局の方々のとても賑やかで、時に毒舌の混じる会話を楽しみつつ、私にとって弁護士としての指標になるであろう先生方の観察に励みたいと思います。 |
(指導担当 池田直樹会員) |
東京0100000 1 横浜100200X 3 6月5日、横弁野球部が東京三会野球部に勝った。井澤、島崎のタイムリー等による得点を、畑中・喜多バッテリーの巧みな投球と堅い守り、そして瀬古監督他ベンチの熱い思いで守り抜いた。東京には歴史上初勝利ということで、創部者稲木が思いを語る。 |
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初代監督 稲木俊介(13期) 6月5日、久し振りに我がチーム、横浜マリナーズの試合を観戦しました。相手は、23回の全国大会中15回の優勝を誇る宿敵東京ローヤーズ。緊迫した好ゲームを展開しましたので、途中で帰るつもりが、最後まで見てしまいました。結果は3対1で我がマリナーズの勝ち。試合が終わったとき東京のベンチから『とうとう横浜に負けたか!』という声が聞こえ、東京に初めて勝ったことに気が付きました。昭和56年にチームを結成して以来この22年間、1度も勝ったことがなかった訳で、ついに連敗記録に終止符を打つことができた訳です。昔と比べ我がチームは確かに強くなりました。外野からの中継でバッターランナーを3塁寸前でタッチアウトにするという見事なプレーも見せてくれます。どうやら全国大会での優勝も夢ではなくなったような気がしてきました。 |
恒例の春季囲碁大会が、5月29日開催された。 |
柴野真也会員以下16名の参加を得て、Aグループ12名Bグループ4名に別れて各自それぞれ持ち時間1時間で4人と対戦し、盤上での熱い戦いを繰り広げ、その勝ち数で勝敗を決めた。Aクラスは三浦修会員が前期に続いて強豪の諸先輩を破り、4勝0敗で優勝。田辺紀男会員が3勝1敗で準優勝となった。Bグループは私(中野)が4勝0敗で優勝。松本幸男会員が3勝1敗で準優勝ということになった。 |
会場では、勝負の常として悲喜こもごもの奇声悲鳴が後を絶たず、和やかななかにも緊張の空気が流れた。次回の開催が待ち遠しく感ずるが、今回は若手の参加が少なく、女性の参加も無かったので、次回は若手女性の参加を望むものである。 |
(中野勇夫会員) |
日下部長作 会員 |
6月4日午後6時19分、肝臓がんのため神奈川県小田原市の病院で死去。78歳。小田原市出身。元日弁連副会長、元横浜弁護士会長。オウム真理教事件で結成された「坂本弁護士と家族を救う全国弁護士の会」で代表世話人を務めた。 |
編集後記 | ||||||||||||||||
本号がお手元に届くころは梅雨も中休み、ちょっと気が早いけど夏休みの計画にワクワクといったころでしょうか。本号担当者は、本号が無事に配布されれば、一足お先に梅雨明けの気持ちですが、本当の梅雨明けが待ち遠しいですね。 | ||||||||||||||||
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