弁護士職務基本規程や会長声明等のほか、今回も綱紀委員会に調査を求める件があり、多くの重要案件が審議された。 |
〈第1号議案〉 |
日本司法支援センター地方準備委員会委員として、現会長の高橋理一郎会員と山下光元会長を推薦したほか、当会委員会委員及び行政関係委員の推薦など提案どおり承認した。 |
〈第2号議案〉 |
横浜弁護士会日本司法支援センター対策特別委員会設置規則を制定した。 |
〈第3号議案〉 |
横浜弁護士会が他の団体と活動を連携することに関する基準を常議員会決議として定めた(前々回からの継続案件)。 |
これまで、当会が主催する行事・活動について後援等を受ける場合、他の団体の行事等について後援する場合とも何らの基準がなく、判断がまちまちとなっていたため、基準を定めた。 |
〈第4号議案〉 |
前号による基準に基づき、成年後見制度の市町村長申立の活性化のための自治体及び社会福祉協議会の職員の講習会を、県市及び社会福祉協議会等と共催することを承認した。 |
〈第5号議案〉
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11月25日に設立総会予定の日本弁護士政治連盟神奈川支部の住所として、当会の住所の使用を認めたいとの提案に対し、弁政連支部の活動についての事務負担等につき、設立後には明確なルールを作ることを求めたうえ、「横浜弁護士会館内」を同支部の住所とすることを承認した。 |
〈第6号議案〉 |
今月8日の日弁連人権擁護大会における死刑執行停止法の制定等に関する決議を踏まえ、死刑制度の存廃について国民的議論を尽くす間、死刑の執行を差し控えることと、死刑確定者の処遇改善に努めることを求める会長声明を、賛成多数により承認した。 |
〈第7号議案〉 |
最高裁判所裁判官候補者の推薦手続について、できる限りわかりやすく公平な手続により関弁連管内で優れた候補者を推薦すべきとの十県会意見表明を異議なく承認した。 |
〈第8号議案〉 |
11月10日開催予定の日弁連臨時総会の議題中、弁護士職務基本規程について引き続き審議し、同議案についての当会の議決を賛成票とすることを承認した。そのほか、弁護士過疎・遍在対策のための特別会費徴収に関する決議の改正議題についても賛成票とされた。 |
〈第9号議案〉 |
会館の屋上防水・塗装等工事の発注を承認した。 |
〈第10号議案〉 |
非弁・民暴委員会の調査により、多重債務処理事件について弁護士が行なうべき法律事務を職員に専ら行なわせ、消費者金融業者から多重債務処理事件の紹介を受けており、弁護士法27条に違反する疑いがあるとの報告を受けた会員について、綱紀委員会の調査を求めることを議決した。 |
〈緊急議案〉 |
千葉県弁護士会所属弁護士に対する暴力事件に関連して、業務妨害行為にする会長声明を出すことを承認した。 |
〈報告事項〉 |
9月29日に開催された会員集会の報告、前回の常議員会で承認された国旗・国歌に関する調査回答に関する人権救済申立事件の勧告に対する市民からの反響の件等について報告がなされた |
常議員からズバリひとこと |
私の期は人数が少ないので、常議員はおよそ10年ぶり、二巡目である。前回に比べ、毎回の議題が盛りだくさんであること、それにもかかわらず極めて迅速に処理がなされていることに驚いている。しかしながら本日の出席は十数名。月に一度、横浜弁護士会の意思を決定する重要な場であるのに少し寂しい。常議員の皆さん、常議員会の日程を最優先にしようではありませんか!以上は出席成績のよくない自分自身を棚に上げての感想である。 |
(43期 小川 佳子) |