神奈川県弁護士会とは
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会長就任のご挨拶
生命あふれる美しい季節となりました。皆様方にはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
さて、私は平成24年4月1日から平成24年度横浜弁護士会会長に就任いたしました。
横浜弁護士会は、神奈川県内に法律事務所のあるすべての弁護士・弁護士法人が加入している法定団体です。弁護士である会員数は平成24年4月1日現在で1296名、そのうち川崎支部所属の会員が172名、小田原や平塚、厚木などの県西支部が99名、横須賀支部35名、相模原支部59名、その余の931名が本部(横浜裁判所本庁管轄内)に所属しております。
横浜弁護士会では、県下900万人の県民の皆様の様々な法律相談に応えるために県内8か所の法律相談窓口を設け、横浜弁護士会の会員が待機しております。また、県内自治体での無料法律相談や法テラス神奈川地方事務所の法律相談も、その大半を横浜弁護士会の会員が行っております。
このほか横浜弁護士会では、中小企業や事業者の方々が抱える様々な法律問題のための「ひまわりほっとダイヤル」、高齢者・障害者の方々のための無料電話相談「みまもりダイヤル」も行っております。
また、弁護士としては、個々の業務のほかに公益的活動も重要な仕事です。昨年3月11日に発生した東日本大震災の被災者支援及び原発被害者支援について、当会でもたくさんの弁護士が、県内避難所や被災地に赴いて、法律相談に応じたり、損害賠償請求の説明会を開催するなど被災者の方々に寄り添う活動を精力的に取り組み続けております。
平成21年5月からは、ほとんどの事件について被疑者段階から国選弁護人が選任されることになりました。裁判員裁判も、横浜地方裁判所と小田原支部で実施されております。これら刑事事件につきましても、全県下で当会の会員が精力的に活動しております。
その他、少年付添人事件をはじめとする子どもの権利の擁護、犯罪被害者相談、人権救済申立てなど弁護士会が行う活動は多方面にわたりますが、それらについても常に当事者の目線で考え、適切に進めて参りたいと思います。
私ども執行部は、これらの弁護士会が果たすべき役割をしっかりと自覚して、「身近にいて、頼りがいのある弁護士会」を目指して参りたいと思います。これからの1年間、どうぞよろしくお願い申し上げます。
平成24年4月1日
木村 保夫